2025年5月5日~7日の
2泊3日で
鹿児島・霧島へ行ってきました。
1泊目は
きりしま悠久の宿一心に泊まりました。

2泊目は
妙見石原荘に宿泊です。
充実した温泉施設、
上質かつリラックスできる客室、
は、もちろん
妙見石原荘のお食事も極上です。
写真をいっぱい撮ってきましたので
徹底的にご紹介します。
どうぞご覧ください。
妙見石原荘の夕食:「食菜石蔵」へ向かう
夕食の時間は
18:00にお願いしていました。
お時間になりましたので
まだ明るいですが、
石蔵の地下1階
「食菜石蔵」へ。
食菜石蔵は
レトロをとりいれたデザインで、
内装をじっくり鑑賞したいですが
お席へ向かいます。
地下1階と言っても
川面の高さに下がるだけで
窓からは
外の景色が見えます。
私たちのお席は
こんな感じです。
食菜石蔵のお席は
お部屋は区切られていますが、
ドアはない半個室です。
まずはメニューをご覧ください
「皐月のおもてなし」と
「皐月お献立」
という2種類の紙が
テーブルに置いてあります。
「皐月のお献立」は
料理長による解説です。
この解説は
それぞれのお料理に引用していきます。
妙見石原荘 夕食:ではお料理を見ていきましょう
そういえば
客室のご案内の際に、
夕食の会席は
2時間ほど
アレルギーの有無・
アルコール(食前酒)の可否について
尋ねられました。
では、目にも美しい
妙見石原荘の夕食をご覧ください。
妙見石原荘 夕食:一献 ときのもの
食前酒です。
千葉県成田市の
「不動」という日本酒です。
竹の筒から
瓦に注いでいただきました。
さわやかな味わいで
食前酒にぴったりです。
お料理が楽しみになります。
妙見石原荘 夕食:立夏五宝
お膳に
初夏らしいお料理が載っています。
立夏五宝
邪気を払い
無病息災、一族の繁栄を祈ります。初夏の産物と共に。
5月が
端午の節句ということで
菖蒲の魔除けも
添えられています。
粽(ちまき)すし 走り鱧
地蛸 小鮎鳴門
うど木の芽味噌
お膳は2人分を盛られていましたので
お皿に取り分けます。
地蛸は
きゅうりの甘酢漬けを和えており、
器は薩摩錫(さつますず)で
ずっしり重かったです。
小鮎鳴門とは
小鮎と長葱を巻いた後に
揚げて
南蛮風に仕上げたお料理です。
葱の風味が
ふわっと広がります。
鱧の上には
鱧の子がのっていました。
粽すしは
開くと錦糸卵で巻かれていました。
分かりにくいですが、
画像右上にある、
鯉のウロコのおせんべいもいただきました。
珍しいですよね。
霧島は鯉が有名です。
妙見石原荘 夕食:近海のお造り
左から
縞鯵(しまあじ) 真鯛
真鯛と縞鯵
鯛の旨味と食感は
塩と山葵、熟成縞鯵は
胡麻醤油と薬味でお召し上がりください。
すでにお味が
完成しているので、
醤油を付けずにいただく
お造りです。
縞鯵の皮が
金色に光っていました。
鯛は
塩のコリコリ食感が
新鮮でした。
手前のわさびは
先ほど調理場ですりおろしたばかり、
とのこと。
お造りは
小鉢でもう一品。
合い盛り
阿久根の高海老、
天草の雲丹、
奄美の鮪、
穴子の稚魚のれそれ。
お魚が4種類入っています。
阿久根とは
鹿児島県の北西部に位置する
阿久根市のことです。
のれそれは見た感じ、
白子みたいですが
白子ほど
コッテリしていませんでした。
妙見石原荘 夕食:鯉白味噌仕立て
椀物が運ばれてきました。
昆布でだしをとり、
鯉の切り身、
ローストした玉ねぎに
水辛子がのったお椀です。
鯉白みそ仕立て
川を昇り、龍になると
この地で伝えられていた縁起鯉。自然な甘みの
白みそで仕立てました。
玉ねぎが沈んでいたので
上げてみました。
白味噌のお椀は
爽やかな甘酒みたいな香りです。
鯉は、身が大きく
臭みはまったくなくて
淡白なお味です。
鯉の優しいお味が
白味噌と合っていると思いました。
妙見石原荘 夕食:黒さつま鶏炭火焼き
強肴は
黒さつま鶏の炭火焼です。
同じお料理ですが、
夫と器が違ったので撮ってみました。
器は
白は古九谷(こくたに)、
青は古伊万里(こいまり)で
江戸時代の器とのことでした。
背筋が伸びます。
妙見石原荘では
器にもこだわり、
全国から料理に合う作家の器を
探しているとのこと。
黒さつま鶏
鹿児島第三の黒
「黒さつま鶏」。炭火でゆっくりと焼いた
地鶏と旬の野菜。
鹿児島第三の黒とは?
鹿児島産の有名なお肉として
「かごしま黒豚」
「鹿児島黒牛」
がありますが、
さらに
「黒さつま鶏」
が開発されたそうです。
黒さつま鶏は
地鶏で、
地鶏といえば
焼くと固くなるイメージですが、
このお料理は炭火で
じっくり焼き上げられており、
歯ごたえがありつつ、
ジューシーで旨味が凝縮されています。
アスパラガスは
太白ごま油の油焼き、
新ジャガイモの揚物も
おいしかったです。
妙見石原荘 夕食:石鯛塩焼き
石鯛の塩焼きが
運ばれてきました。
お皿のもみじと
リアルのもみじが調和しています。
石鯛
近海で漁獲される石鯛に
唐墨の香りを添えて。
石鯛は
しっかりと身が引き締まっており、
粉唐墨をまぶして
炭火で丁寧に焼き上げられ、
磯の香りと
からすみでちょうどいい塩加減です。
指宿産アイコトマトは
酢漬けと言いつつ
もとからの甘みを
十分感じられました。
添えられた生麩田楽は
箸休めにありがたい一品です。
味噌の甘みと
ぷにぷにの食感がほっとします。
いただき終わると
鹿さんが登場しました。
妙見石原荘 夕食:黒豚つくね鍋
おいしいものの連続ですが、
次は鍋物です。
鍋のふたを開けてみると、
黒豚つくねが入っています。
黒豚のつみれ
県境小林市で
飼料や飼育環境にこだわり
生産される黒豚をつみれで。鹿児島が誇る
黒毛和牛とご一緒に。
これで
「黒さつま鶏」
「鹿児島黒牛」
「鹿児島黒豚」
と、鹿児島の三大「黒」が
出揃いました。
石原荘特製の
柚子胡椒でいただきます。
市販のものより
辛みが強いとのことで、
少量からお試しください、
とのことでした。
色も鮮やかですし、
爽やかさのパンチがきいていました。
つくねが
想像以上に溶けていくような食感で
硬さがなく、
口に入れると
ほどけていくような感じでした。
黒毛和牛は
火を入れても硬くならず、
とろける味わい。
薄くスライスされているのに
味の濃さに驚きます。
鍋のスープがおいしすぎて
全部飲み干してしまいたくなりました。
汁物として
成り立っていました。
妙見石原荘 夕食:新生姜としらすご飯
ご飯まで来てしまいました。
新生姜としらすのご飯です。
新生姜としらす
香り高い新生姜と
志布志の釜揚げしらす。オクラと生ゆかりが
引き立ててくれます。
カツオだしで炊き、
直前に
釜揚げシラスと新生姜をのせて
しあげたご飯です。
オクラは指宿産です。
赤だしも一緒に。
ゆかりにお酢を混ぜた
生ゆかり。
さわやかなお味です。
香の物。
キャベツの新鮮さが
ごはんの爽やかさと相性バッチリで
ごぼうは
胡麻の深みと酸味がきいていました。
大根、にんじんは
素材そのままを引き出したおいしさです。
よそっていただく際、
おこげが入ってもいいか
尋ねていただきました。
細かい心遣いですね。
むしろおこげは
いただきたいです。
新生姜のフレッシュな味わい、
オクラのシャキシャキ粘り、
みずみずしいお米、
こんなに〆のご飯が
爽やかなことがあったでしょうか?
妙見石原荘 夕食:蓬最中のあいす
デザートが来ました。
蓬最中あいすと豆乳プリンです。
最中は
石原荘の名物だそうで、
独自の食感を生みだすために
2年間かけて完成させたもの、
とのこと。
焼印は
チョコレートでできています。
蓬アイスは
ハーブのように香り、
最中はサクサクで、
最中にありがちな
歯に張り付くような、
ねちゃっと感がない
さすがの最中でした。
豆乳プリンの上には
枇杷と黒蜜がのっています。
プリンというよりは
ババロアのような質感でした。
デザートの際に
敷いていただいた紙に
絵が印刷されておりました。
長崎県の抽象画家の方の
デッサンで、
見た方のインスピレーションでもって
作品が完成するとのこと。
妙見石原荘 夕食:お酒
夕食をいただくなら
酒もいただきたいです。
正直、
どの画像がどのお酒なのかは
今となっては
分からないのですが、
せっかく鹿児島に来ましたので
焼酎をいただきました。
私は焼酎を
ソーダ割りでいただくのが好きで、
・さつま一本儀
・八幡
・佐藤 白
をすべてソーダ割でいただきました。
・さつま一本儀(いっぽんぎ)雫
(日當山醸造・鹿児島県霧島市隼人町)
妙見石原荘が位置する
隼人町の酒造メーカー。
地元のお酒ですね。
ライチのような香りがして、
ソーダ割りにぴったりでした。
・八幡(はちまん) (高良酒造・鹿児島県南九州市)
メニューに書いてあった
説明です。
芋焼酎本来のコクと
複雑な深い味わいがあり、長い余韻が
魅力の純粋な旨味、国産米ではなく
上質なタイ米を使用する拘りで
甕仕込みの焼酎。
さつま一本儀よりガツンと来ます。
・佐藤 白
(佐藤酒造・鹿児島県霧島市牧園町)
マイルドで
飲み飽きない旨口の焼酎。
ナッツのような香ばしさを感じました。
グラスが素敵ですよね。
薩摩切子で
ずっしりと重量感がありました。
いいグラスでいただくと
気持ちも格上げされますね。
薩摩切子は
妙見石原荘のショップでも
販売されていましたが、
このお値段でした。
10万円近くします。
ちなみに夫は
水割り又はロックで
下記ををいただいておりました。
・さつま一本儀(私と同じ)
夫も「スッと入ってくる」
と言っておりました。
私も夫も気に入ったので、
楽天で調べたところ、
さつま一本儀は、
鹿児島県霧島市のふるさと納税で
ゲットできるようです。
▶【鹿児島県霧島市ふるさと納税】さつま一本儀・さつま一本儀雫二種セット
・安田(国分酒造・鹿児島県霧島市国分)
絶滅状態であった蔓無源氏(つるなしげんぢ)と
生の芋で麹を作り仕込む、国分酒造安田杜氏の
唯一無二の芋100%の焼酎です。爽やかさの中に
深みを感じられる焼酎(数量限定)。
・無印逸品
オリジナルの焼酎のようです。お湯割り推奨。
クセがなく飲みやすい、とのこと。
そういえば国分酒造といえば、
去年、妙見石原荘の川向いにある
「忘れの里 雅叙苑」の夕食で、
国分酒造の焼酎をいただきました。
去年、
雅叙苑で撮った写真です。
「フラミンゴオレンジ」
「サニークリーム」
「クールミントグリーン」
など
焼酎らしからぬネーミングとラベル。
これもソーダ割りでいただいて
いたく気に入ったのですが、
特約店のみで販売されているようで
なかなか手に入りにくいようでした。
妙見石原荘 夕食:飲み物メニュー
食菜石蔵での
夕食の際の
飲み物のメニューを
撮ってきましたのでご覧ください。
ビール、梅酒、ジュースなど
芋焼酎
さすが鹿児島、
豊富な品揃えです。
日本酒
ワイン
ワインセラーに
たくさんボトルが並んでいるのが見えました。
ウィスキー、シャンパン
というわけで
妙見石原荘での
贅沢な夕食を終えたので、
食菜石蔵のすてきな内装を
見ながら帰ります。
妙見石原荘の上質な朝食をいただきます
ぐっすり眠り、
朝が来ました。
窓を開けると
鳥のさえずりが冴えわたります。
妙見石原荘 朝食:レストラン食菜石蔵で
朝食は8:30に
お願いしておりましたので
夕食と同様、
石蔵の地下1階
「食菜石蔵」へ向かいます。
妙見石原荘 朝食:食菜石蔵のお部屋は?
昨晩の夕食のテーブルと違って、
掘りごたつ形式のお部屋に
通していただきました。
広々としたお部屋で、
川をすぐそばに感じます。
このお部屋は
自然素材を使って作られていて
とても落ち着きます。
妙見石原荘 朝食:メニュー表をご覧ください
妙見石原荘の朝食にも
メニューのご案内がありました。
妙見石原荘 朝食:ではお料理を見ていきましょう
素敵な透かし彫りの入った
杉箱が置かれています。
美しい文様です。
人参ジュース
隣町の
加治木町特産の人参を使っており、
黒酢と蜂蜜が入っています。
朝一番にいただいて
健康に良さそうです。
テーブルの端には
お釜が鎮座しています。
鹿児島県産の伊佐米です。
昨日泊まった一心でも
伊佐米をいただきました。
「お時間に合わせて炊いた」
とのこと。

目にも美しい
朝ごはんの面々です。
朝づくり豆腐
黒いものがかかっています。
海苔醤油です。
色からして
味が濃いのかと思いましたが、
そんなこともなく
海苔の甘みを感じます。
お豆腐は
しっかりしていました。
野菜サラダ
オーガニックのサラダです。
湯葉を揚げたものが
のっています。
石原荘オリジナルの
麹甘酒のドレッシングでいただきます。
とても体にいいとのこと。
ほのかな甘味を感じます。
春キャベツのお浸し
黒さつま鶏の野菜ソース和えです。
上にのっているのは
小松菜で、
春キャベツは柔らかいです。
器も美しいですね。
さて
杉箱の中を見ていきましょう。
1段目は
ご飯のお供
梅干しやお漬物が入っています。
2段目は
黒なすびのカレー醤
カレー醤は
和牛を煮込んだカレー風味の味噌です。
ごはんが進みます。
焼き魚は
鹿児島県産イワシの丸干し
さつま揚げと
ちりめんのおろしも添えられています。
イワシの丸干しは
頭がサクサクで香ばしかったです。
出汁巻き玉子
鰹の一番出汁のあんが
かかっている贅沢な出汁巻きです。
知覧茶は
苦みが少なく、甘みを感じました。
さて、このお椀は?
豚汁でした。
大根、里芋、椎茸、こんにゃくが
ゴロゴロ入っています。
おかわりできるというので
もちろんいただきました。
やや甘めのお味噌です。
川辺で
朝食をいただいてる気分になります。
小さな醤油さしが
カワイイです。
お釜のごはんを
おかわりしました。
おこげをいただきます。
水物は
熊本県産スイカと
デコポンと日向夏の爽やかなジュレ
それと飲むヨーグルト
今年初スイカです。
飲むヨーグルトは
いやな甘みや酸っぱさがなく
まろやかながら
さわやかな味わいです。
楽しい朝食も
終わってしまいました。
食菜石蔵を後にし、
「うらら」の部屋へ戻ります。
名残惜しいので
最後に
食菜石蔵の様子を撮ってきたので
ご覧ください。
食菜石蔵は昼食ランチの利用も可能
ちなみに
妙見石原荘の石蔵のレストラン、
食菜石蔵は
宿泊客以外の方もランチ利用が可能です。
営業時間は、
11:30~15:00
(ラストオーダー12:30)
料金は、
ランチ懐石が12,000円、
本懐石が22,000円~
とのこと。
そしてなんと
お食事料金だけで、
無料で温泉に入れるという
太っ腹プランです。
というわけで、
妙見石原荘は
日帰りの「ランチ+温泉のプラン」を
用意しています。
お食事は
食菜石蔵でいただけるほか、
お部屋使用料
4,000円を支払えば、
本館の個室料理茶屋も
利用できるとのことです。
さて話を戻しまして、
朝食後
お部屋に戻ります。
お部屋の露天風呂で
ひとっ風呂浴び、
チェックアウトの11:00まで
のんびり過ごします。
さて
妙見石原荘にお別れの時間になりました。
チェックアウトします。
以上、
妙見石原荘の
夕食&朝食の様子をご紹介しました。
おいしいお料理で
お腹が満たされるのはもちろん、
丁寧なおもてなしと
心も満たされました。
そんな上質なお食事を体験できる
妙見石原荘。
一休からお得に予約できます。
▶【妙見石原荘】を一休.comで見る
妙見石原荘の石蔵の
お部屋の様子はこちらをどうぞ。
https://chottoiitoko.com/ishiharasou_roomtour/
その他、
妙見石原荘の温泉施設や
霧島の観光についても
別記事で
ご紹介できればと思います。
読んでいただき
ありがとうございました。