2025年4月19日20日に
1泊2日で星野リゾート・界奥飛騨に行ってきました。
2024年9月に開業したばかりの
界奥飛騨。
星野リゾート・界では
地元の郷土料理を取り入れた献立を
提供してくれますので
ただ高級というだけではない
お料理がいただけます。
では界奥飛騨の
夕食&朝食の様子をご覧ください。
界奥飛騨の夕食:特別会席にアップグレードした
界奥飛騨では
「季節の会席」がデフォルトなのですが、
メインが
味噌仕立てのすき焼きだというので
「特別会席」に
変更してもらいました。
私は、すき焼きが
あまり好きではないのです。
特別会席のメインは
飛騨牛の朴葉つと焼きです。
特別会席をお願いするには、
泊まる5日前の16:00までに
申し込む必要があります。
「特別会席」へアップグレードは
一人4,450円が加算されます。
確認していないですが、
特別会席アップグレードをして変わるのは
メインの
お肉料理だけだと思います。
界奥飛騨の夕食:お食事処・東館へ向かう
界奥飛騨の
夕食のスタート時間は
17:30か19:30を選べます。
今回私たちは
17:30スタートでお願いしました。
私たちが泊まっているお部屋のある
西館から、
お食事処がある
東館1階へ向かいます。
こういうちょっとしたランプが
上質を感じさせてくれます。
界奥飛騨の夕食:半個室でいただく
界奥飛騨の東館1階の
お食事処に着きました。
ほぼ個室なのですが、
ドアがないので半個室という感じでしょうか?
席に着くと
おどろおどろしい顔型が!
これは山彦(やまひこ)人形といって、
北アルプスの山並みを表している
開運・魔よけのお守りとのこと。
こういうのは、
その土地に行かないと
出会わないものですよね。
界奥飛騨の夕食:特別会席の献立をご覧ください
では界奥飛騨の特別会席の
献立を見ていきましょう。
界奥飛騨 特別会席:先付 すったてと牛しぐれ
山彦人形と一緒のトレイに載せられて
登場したお料理、
すったてと牛しぐれ。
すったてとは
大豆をすったもの、という意味で、
白川郷で
ハレの日に食べられる郷土料理とのこと。
上に載っているのは
牛しぐれと紅芯大根。
紅芯大根には
添えてあったレモンを絞ると
炎の赤い色に変わる
とのことでしたが、
下の画像は
レモンをかけてみた後なのですが、
色は変わっているでしょうか。
混ぜてお召し上がりください、
とのことでした。
細かく刻まれた
食材の触感が
すりおろした大豆と相まって
懐かしさを感じる味でした。
牛しぐれを
合わせているのは
界の
先付のコンセプトによるものだと思いました。
その地域で
親しまれている素材を使いながら、意外性のある組み合わせや、
新たな調理法でお楽しみいただける一品です。
全国それぞれの界で
先付には
ご当地の食材を取り入れているようです。
界奥飛騨 特別会席:煮物椀 桜餅の海老射込み
煮物椀が来ました。
桜餅でしょうか?
桜餅の海老射込み
蚕豆(そらまめ)のかき揚げ
花びら茸
桜花
春をイメージした桜餅。
中にはあんこではなくて
海老が入っています。
目で楽しむだけでなく
桜の花や葉の塩味で
舌も楽しませてくれる
上品なお椀です。
蚕豆は
「そらまめ」です。
蚕豆のかき揚げは
コクを出してくれ、
花びら茸はサクサクで、
それぞれの食感を楽しめました。
界奥飛騨 特別会席:宝楽盛り 八寸
界でおなじみの
宝楽盛りが登場。
日本酒と会いそうな面々が
やってきました。
長皿から
私のトレイに移してみました。
小皿を載せていた長皿。
赤と黄土色で
囲炉裏の長板をイメージしている、
とのこと。
お酒のあてにもってこいの
八寸です。
北寄貝 酢味噌掛け
菜の花利休和え
サーモン棒寿司
五色饅頭
海老松風
松風は甘めでした。
界奥飛騨 特別会席:宝楽盛り 酢の物 焼きしめじ みぞれ和え
焼きしめじ みぞれ和えは
山椒の風味がさわやかです。
順才は
ダシがきいていて、酸味もあります
界奥飛騨 特別会席:宝楽盛り お造り
お魚は
まぐろ・かんぱち・鯛。
正直、奥飛騨は山なので
お刺身はなくてもいいかな
と個人的には思いますが、
和会席では
組み込まれているものなのでしょうかね。
界奥飛騨 特別会席:揚げ物 白魚の四彩揚げ 甘鯛の桜花揚げ 野菜天ぷら
器が熱いので、と提供された
揚げ物。
確かに
器は温められており、
熱い揚げ物を熱いままでという
心配りなのでしょう。
白魚の四彩揚げは、
白魚の周りに
お米を細かく砕いた微塵粉(みじんこ)
と呼ばれる粉をまぶした揚げ物です。
色もかわいく、
サクサク感を楽しみました
甘鯛の桜花揚げ。
甘鯛と桜花とチーズを
春巻きの皮でくるんだ揚げ物。
うっすらと桜の花が見えるのが上品です。
野菜天ぷらは、
山菜の「こごみ」と
スナップエンドウです。
界オリジナルの
塩レモンのおかげで、
揚げ物をさっぱりいただけます。
界奥飛騨 特別会席:台の物 飛騨牛の朴葉つと焼き
肝心の「つと」は
すぐ外されたので
画像がなくて残念です。
なので
公式の画像をお借りしました。
この簾のような「つと」で
朴葉をくるんでいました。
朴葉は
殺菌作用にすぐれていて、
伝統的な朴葉味噌に
着想を得たメニューとのこと。
お肉に近づいてみます。
お肉は飛騨牛。
部位は
ロースとヒレ肉です。
100℃に熱している石に
トングでお肉を載せて焼きます。
素揚げした野菜を
朴葉味噌に絡めていただきます。
朴葉味噌は
ちょいピリ辛でおいしかったです。
漆黒醤油・わさび・岩塩で
お肉をいただきます。
完全にお好みですが、
私はわさびと塩でいただきました。
お肉そのもののうまみが
引き立つ気がします。
公式ホームページには
「2025年5月31日まで」
と記載があったので
その後は
メニューが変わるのかもしれません。
界奥飛騨 特別会席:食事 蕎麦の実ごはん 留椀
そばの実ごはん。
奥飛騨は
信州に次いでそばどころ。
いただいたことのない
そばの実ごはんをいただきました。
くせはほとんどなく
おいしくいただけました。
留椀は
梅のお吸い物。
お肉と同じタイミングで提供され、
さっぱりといただけます。
お肉の付け合わせの
素揚げ野菜には
朴葉味噌が
添えられてあったので、
味噌汁ではなく
お吸い物だったのかもしれません。
界奥飛騨 特別会席:甘味 みたらし 真珠麿
七輪のようなものが
運ばれてきました。
なんでしょう?
七輪と言ってしまいましたが、
これは飛騨コンロと呼ばれるそうです。
網の上には、飛騨で有名な
みたらし団子をモチーフとした
みたらしマシュマロ。
みたらしあんをかけて
いただきます。
マシュマロは実は
あまり好きではないのですが、
マシュマロって
こんなにおいしかったでしたっけ?
外側はこんがりで
中はトロトロです。
網を取ってみると
炭ではなく、
竹炭のクランブルと
黒糖のアイスが。
アイスも
みたらしあんをかけて、いただきました。
みたらしあんを
かけるだけの動画です笑
竹炭のクランブルは
塩気が強めで、
これだけで
お酒のつまみになりそうでしたが、
黒糖のアイスと
一緒にいただくと
塩味と甘味が合わさって
おいしかったです。
というわけで、
飛騨コンロには火はついていません。
界奥飛騨 夕食でいただいたお酒は?
久寿玉(くすだま) 山廃純米
(平瀬酒造店・高山市)
とてもスッキリした飲み口でした。
進みすぎないよう注意です。
1合を二人でいただきました。
ちなみに
1合、1,400円です。
次に、
山車(さんしゃ) 純米吟醸
花酵母造り あべりあの花
(原田酒造場・高山市)
こちらの写真は
撮り忘れました。
こちらは
フルーティで華やか。
こちらも
1合、1,400円です。
旅に出ると
地元のお酒を飲みたくなりますね。
久寿玉・山廃純米はすっきりした飲み口で
お料理にぴったりでした。
家でもまた飲みたくなったので、
探してみたらありました。
家だとオトクにいただけますね。
▶久寿玉 特別純米 山廃純米 1,800ml瓶 箱入 ひだほまれ 飛騨高山 お酒 日本酒 清酒 飛騨高山 平瀬酒造店 贈り物 お土産 御歳暮 ギフト 化粧箱入
界奥飛騨のお酒のメニューをどうぞ
界奥飛騨の夕食時の
お酒のメニューを撮ってきましたので
ご覧ください。
日本酒メニューです。
三種呑み比べがありますね。
飛騨、高山の日本酒を
取り揃えてあります。
ビール。
スパークリングワイン。
焼酎もたくさん
地元のものがありますね。
白ワイン。
赤ワイン。
梅酒、ウイスキー。
奥飛騨スピリッツ?
実は
奥飛騨ウォッカと迷ったのですが、
日本酒にしました。
オリジナルカクテルもあります。
ソフトドリンクも用意してあります。
界奥飛騨の夕食で気になった点
半個室なので
扉はないため、
コースの私たちの進み具合を
見てくれていましたが
食べ終わる前に
次の料理が運ばれ、
ペースが速く、
ゆっくりお酒を飲めないなあ
と思いました。
これは
他の界でも感じました。
もう1種類、お料理とあわせて
いただきたいお酒を
決めていたのですが、
お料理の提供のペースと合わず、
断念しました。
今回
17:30スタートでしたので
次の19:30スタートに
間に合わせるためには
しかたがないのかもしれません。
19:00には最後のデザートまで
完了していて、
スタートから
1時間半でお食事処を退出しました。
「お料理がどんどん出てきたほうがいい」
という方もいらっしゃるでしょうから、
何とも言えません。
界奥飛騨の朝食をご覧ください
一晩、ぐっすり寝て、
界奥飛騨に朝が来ました。
今日(2025年4月20日)は
お天気は曇りでした。
朝食は、遅めの
9:15スタートにお願いしていました。
きのうの夕食と同じように、
私たちが泊まっている
西館から
お食事処がある
東館に移動します。
天井をよく見ると
高さがあり、木の細工が施されていました。
きのうの夕食時には
気がつかなかったです。
このイスも
飛騨の木材なのでしょうか。
半個室のお席に
案内していただきました。
朝食のメニューです。
すでにお鍋が置いてあります。
干し野菜と豚肉の味噌鍋です。
干し野菜の見本を
見せてくれました。
飛騨では
漬物や干し野菜を食べる習慣があるそうで
生の野菜とは
食感が違うのを楽しめました。
保存食なのでしょうかね。
野菜やキノコの旨味が
凝縮されている気がします。
そして見た目も楽しい
和朝食が運ばれてきました。
真ん中の白いのは
自家製のお豆腐です。
固めのお豆腐で、
生姜しょうゆ漬けの
ほんのりしょうゆ加減が
お豆腐の持つ本来の旨味を
邪魔しない感じで、絶妙でした。
プレート一番下は
「ぼっか煮」といって、
川魚の甘露煮で
飛騨の郷土食だそうです。
牛しぐれは
醤油こってりじゃなくて
木の芽なのか山椒なのか
とてもさわやかでした。

牛しぐれ
めしどろぼ漬け?
朝食定番の
鮭&卵焼き。
これは?
キビの朴葉蒸しでした。
ごはんは
おかわり可能なのですが、
ちょうどいいタイミングで
スタッフの方と出あわず、
お茶碗を持って
うろうろしてしまいました。
朝食をいただいた後、
離れ棟で
コーヒーを淹れたのを持ち帰り、
チェックアウトの12:00まで
お部屋でのんびり過ごしました。
界奥飛騨のチェックア12:00
宿のチェックアウトって
10:00、11:00が多いと思うのですが、
界奥飛騨のチェックアウトは
12:00。
混雑を避けるため、
朝8:00から
フロントにて事前精算も可能です。
朝食をいただいてから
荷造りをしても
まだゆっくりできるので
ありがたいです。
朝食後に
もうひと風呂、入れます。
それでも12:00はやってきます。
名残惜しいですが、
チェックアウトをして
界奥飛騨を後にします。
東京へ帰ることにします。
行きと同じ経路をたどり、
平湯バスターミナルから
松本駅まで行き、
松本から新宿まで
あずさに乗って帰ります。
松本駅で買った
アガタベーカリーの
牛乳パン。
あずさの車内で
いただきました。
パンもクリームも
フワッフワでおいしかったです。
まだ
界奥飛騨のアクティビティや
お部屋以外の
館内の様子をお伝えできていないので、
別記事で
ご覧いただければと思います。
読んでいただき
ありがとうございました。