忙しい日常の中で
知らずに知らずのうちに
気を張り続けていることがあります。
そんな時には
人との距離を少しだけとれる
「おこもり」の宿を選びたくなります。
食事の時間に、
周りの会話や気配を気にしたり。
温泉の混雑を避けるために、
時間をずらしたり。
そうした小さな気づかいさえ、
手放したい気分のときがあります。
部屋に入ったら、あとは
温泉に入り、食事をして、休む。
旅先での人とのふれあいも
楽しいものですが、
場の空気を読まなくていいと
心と体が自然とゆるんでいきます。
人に合わせず、
自分たちのペースだけで過ごせる宿。
そういう宿が
いちばん贅沢だと感じるようになりました。
夫婦やカップルなど、
ふたりで静かに過ごしたい旅を想定しています。
この記事では、
客室露天風呂があり
食事も個室で楽しめた、
プライベートを大切にしている温泉宿
をまとめています。
大人のおこもり宿|客室露天風呂×個室で食事の温泉宿
ここでいう「おこもり宿」は、
一歩も外に出ない宿、
という意味ではありません。
客室露天風呂があり、
食事も個室で楽しめること。
人に合わせる場面を減らし、
自分たちのペースで過ごせた宿を
ご紹介しています。
客室に露天風呂があること
決まった時間に合わせたり、
混雑を気にしたりする必要がない。
入りたいときに入り、
上がりたいときに上がれる。
それだけで、
旅先で気をつかう場面がぐっと減ります。
食事を個室で楽しめること
食事の時間に、
周りの会話や視線を気にしなくていい。
会話が少ない時間も自然で、
自分たちのペースで料理を味わえる。
食事の場も、
くつろぎの時間の一部であることが大切です。
客室そのものが心地よいこと
客室で過ごす時間が心地いいことが
必須です。
窓の外を眺める時間の静けさや
ゆっくり味わいたくなる上質な飲みもの。
むしろ外に出るのが
もったいなく思えるほど。
人の気配から少し距離があり、
気づけば、体の力が抜けている。
客室が心地よいと、
本来の自分の調子に戻っていきます。
この条件を満たしているかどうかで、
旅の心地よさは大きく変わります。
次に紹介するのは、
実際にこれらの条件を満たし、
気を張らずに過ごせた温泉宿です。
おすすめの大人のおこもり温泉宿 3選
私が実際に訪れて
心地よく過ごせた、
大人のおこもり旅にふさわしい温泉宿を
3軒ご紹介します。
雲仙九州ホテル|誰にも会わない、静かな「はなれ」
雲仙九州ホテルは、
長崎・雲仙温泉地獄のお隣という立地。
特に「はなれ」は
客室から直通の個室ダイニングが
用意されており、
静かなプライベートを重視される方に
向いています。



石山離宮 五足のくつ|全室離れで、自然しか聞こえない宿
石山離宮 五足のくつは、
熊本・天草の雲仙天草国立公園内、
東シナ海を望む山の中にたたずむ
全室離れの温泉宿です。
お食事は別棟の「天正」の個室で
異国情緒を感じながら、いただきました。
人の気配ではなく、
自然の息づかいを静かに感じられる一軒です。




しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座|湖の静けさと贅沢を、心おきなく味わう
しこつ湖 鶴雅別荘 碧の座は
全室が支笏湖を望むレイクビュー。
オールインクルーシブのため、
飲みものの金額を気にせず過ごせるのも
魅力の一つです。
森と湖の静謐の中で
心置きなく贅沢を味わえる、
今回の「大人のおこもり旅」に
ふさわしい宿です。




まとめ|おこもりの余白で心を満たす旅へ
旅は、なにかを見に行くものから、
なにもしない時間を味わうものへ。
おこもり旅は、
もったいないのではなく、
大人だからこそ味わえる、究極の贅沢。
気になる宿があれば、
なにもしない旅を試してみてください。
読んでいただき
ありがとうございました。
今回ご紹介した宿を、
まとめて確認したい方はこちらからどうぞ。



