2025年
8月12日~14 日、
湯河原と修善寺をめぐる
2泊3日の旅に出かけました。
初日は湯河原の老舗旅館
阿しか里に宿泊。

阿しか里を
チェックアウトし、
2日目の宿、
修善寺のオーベルジュ
アルカナイズへ向かいます。
特急踊り子に乗ったり、
タクシーに乗って移動です。
その道中も旅ならではの
発見や出会いがありましたので
そのアクセスの様子を
記事にしました。
どうぞご覧ください。
阿しか里をチェックアウト|湯河原から次の旅路へ(送迎10分)
名残惜しいですが
阿しか里を後にします。
レイトチェックアウトで朝をゆったり
今回の阿しか里の宿泊は
一休.comで予約しており
特典であるレイトチェックアウト
(11:00→11:30)を利用でき、
朝も
のんびりと過ごせました。
気になる方は
一休.comで、
阿しか里の宿泊プランや口コミを
チェックしてみてください。
▶一休.comで「懐石旅庵 阿しか里」を見る
その後、送迎で
湯河原駅まで送っていただきました。
読み飛ばしOK| 送迎道中で考えたオーバーツーリズム
湯河原駅まで送っていただく間、
運転してくださったスタッフの方と
お話できました。
湯河原町は
国が推し進めるインバウンドに
それほど積極的ではない、
というような話を聞きながら
考えていました。
確かに
湯河原駅では、
外国人観光客の姿は
それほど見かけませんでした。
私は観光地、主に温泉地に
滞在することが多いですが、
エリアによっては
ほぼ外国人ということも珍しくありません。
観光地によっては
時に思うことがあります。
外国人の利便性を図る
というのではなく、
ただ外国人受けを狙い迎合する
という方向性では、
長い目で見ると、
その観光地は長続きはしないのではないか、
消費されておしまいみたいになるのは
いやだなと思います。
かといって昔の姿にも戻せず、
日本人も来ない、みたいな。
昨今の
オーバーツーリズムに、
バブル期のリゾート開発を
うっすら重ね合わせてしまいます。
日本の美しさを残しつつ、
利便性も向上できたら、なによりだと思います。
湯河原町の真意は
分からないのですが、
そんなことを考えつつ、
11:40前には湯河原駅に着きました。
阿しか里から
10分かからないくらいです。
湯河原駅前で過ごすカフェ時間|発車まで1時間の過ごし方
湯河原駅に到着しました。
13:13の特急踊り子に乗って
修善寺まで行きます。
駅前で見つけた「湯河原カフェ」
まだ1時間半ほどお時間があるので
湯河原駅前のカフェへ。
その名も、湯河原カフェ。
メニューの看板です。
おしゃれで静かな店内でした。
調理パンも各種取り揃えています。
プリンとカフェラテで小休止|ワークスペースあり
阿しか里で朝ごはんを
しっかりいただいたのですが、
ショーケースのプリンの誘惑に
負けてしまいました。
最後の1個だったのです。
夫はカフェラテをオーダー。
踊り子の出発時間まで
ここでゆっくりします。
ワーキングルームもありましたので
待ち時間を使って、
しっかり仕事や作業をしたい人にも
おすすめです。
湯河原駅前には
いくつかお店がありました。
さて
そろそろ電車の時間です。
湯河原駅に向かいます。
特急踊り子に乗って修善寺へ|所要約1時間
特急踊り子に乗って
湯河原を出発します。
13:13 湯河原発→14:06 修善寺着
湯河原駅に
踊り子がやってきました。
湯河原にお別れして
修善寺行きの車両に乗り込みます。
湯河原駅から見えた「モアイ?」の謎
そういえば
湯河原駅から見えた、
このモアイのようなものは
なんでしょう?
どこにあるか分かりますか?
拡大してみました。
分からずじまいで
湯河原を後にします。
熱海で踊り子は切り離し|下田行き9両&修善寺行き5両
今回乗る、特急踊り子9号。
電光掲示板が
交互に行き先を表示します。
伊豆急下田行きと、
修善寺行き。
今回乗車した踊り子は、
東京から熱海までは14両編成で走り、
熱海駅で
車両の切り離しが行われました。
切り離し後は、
・先頭9両が伊豆急下田へ
・残りの5両が修善寺へ
向かいます。
ちなみに踊り子の中には、
伊豆急下田行きだけで走る列車もあります。
そっちのほうが本数が多いようです。
特急踊り子に乗りこみ
行き先案内の車内放送の動画です。
ご興味あれば、どうぞ。
東海道新幹線と並走する車窓
阿しか里のパンフレットでも分かるとおり
湯河原付近は、
東海道新幹線と東海道本線が
近接して並走します。
湯河原駅を出てすぐ、
踊り子からの車窓に
東海道新幹線が
並走しているのが見えました。
一瞬の動画ですが、どうぞ。
熱海駅での連結切り離しを見に行く
8分後の13:21、湯河原から一駅、
熱海駅に着きました。
切り離しをする様子を
わざわざ電車から降りて、見に行きました。
切り離しのその瞬間は
撮れていないのですが、
修善寺行きを残して、
伊豆急下田行きが
先に出発する様子をご覧ください。
私たちが乗っている
修善寺行きは、
ここから三島を経由して
伊豆箱根鉄道の駿豆線へ直通。

JR東日本より
のどかな車窓を眺めながら、
終点の修善寺へと向かいました。
同じ列車に乗っていても、
途中で下田へ行く車両と、
残りが修善寺へ行く車両に
分かれていくのは、
旅の途中の景色として
とても印象に残る体験でした。
ちなみに初日は
サフィール踊り子に乗ってきました。
その様子はこちらからどうぞ。

修善寺駅に到着|温泉むすめがお迎え
湯河原から約1時間、
14:06、修善寺駅に到着しました。
ここからアルカナイズまで
タクシーで向かいます。
アルカナイズは
送迎のサービスはしていないので、
タクシーかバスで
行く必要があります。
駅前で「修善寺透子ちゃん」が待っている
出ました、温泉むすめ。
修善寺透子ちゃんです。
温泉むすめは
キャラクターを通じて、
日本全国の温泉地の魅力を
発信しています。
温泉むすめ公式による
修善寺透子ちゃんの説明。
不遇な目に遭うことが多いが、
逃げずに頑張る健気なむすめ。愛称は
「とっこ(ちゃん)」。写真をとるといつも
誰かの顔や手などが顔に被ってしまう。やや騙されやすいので、
自己啓発系のビジネス書は
読まないようにしている。オフの日は小説を読み、
目を閉じて
自分の成功をイメトレしている。
こんなキャラ設定で
いいのでしょうか笑
御朱印のように集められる
「御泉印」も用意されています。
温泉めぐりが
スタンプラリーのように楽しくなる仕掛けです。
私は温泉地には
けっこう行くほうだと思いますが、
必ずしも
温泉むすめに会えるわけでもなく、
調べてみたら
温泉むすめ公式で、
スタンディングパネルの設置場所は
随時更新されているようです(INFO)。
温泉むすめに会いたい方は
事前チェックしたほうがいいです。
今まで会えた
温泉むすめの記事です。



長々と温泉むすめのことを
語ってしまいましたが、
14:24、
タクシーに乗って
アルカナイズへ向かいます。
アルカナイズへのアクセス|タクシー一択かも
アルカナイズへのアクセスをお伝えします。
修善寺からのアクセスと料金目安
アルカナイズは送迎のサービスはなく、
タクシーで向かいます。
修善寺駅から20分かからないくらいで、
料金は4,460円でした。
ちなみに、路線バスもあるようです。
これはアルカナイズの
目の前のバス停からの時刻表ですが、
本数は少なそうですね。
タクシー運転手さんに聞いた「天城越え」の景色
修善寺の景色を見ながら
タクシーの運転手さんの話を聞けました。
アルカナイズは
修善寺駅から南側にあり、
修善寺の温泉場は
修善寺駅から西側に位置しています。
途中、正面に山が見え、
その向こうは天城越えで知られる地域。
河津や下田へ続く道
だそうです。
伊豆の踊子と下田街道
さらに
運転手さんの話を続けます。
昔、川端康成が旅した頃は、
下田街道と呼ばれる細い道が通じていました。
タクシーはその、昔の下田街道を通って
アルカナイズへ向かいます。
信号が少ないため
こちらのほうが早い、とのこと。
いまは国道が整備され、
そちらが下田街道と呼ばれています。
道すがらの水田は金色に見え、
稲の実りを感じられる景色でした。
きのうまで
雨で濁っていたという狩野川も、
この日は
澄んでいて美しく見えました。
狩野川と鮎釣りの話|友釣り発祥の地
アルカナイズへ向かう道中、
川沿いには
おとり鮎ののぼりが
立っていました。
タクシーの運転手さんの
狩野川の友釣りのお話が興味深かったので
少しご紹介します。
修善寺を流れる狩野川は
友釣り発祥の地とのこと。
鮎は石についた苔を食べて
暮らしているため、
エサでは釣れません。
そこで
鮎は縄張り意識が強いので
生きた鮎をおとり鮎として泳がせると、
追い払おうと近づいてきた鮎が釣れる、
これが友釣りの仕組みです。
うまい人なら
最初に一匹だけおとりを買えば、
それを使って
一日中釣りを楽しめるのだとか。
解禁は5月ごろから。
このあたりは
「やな漁」や「投網」がなく、
寒くなる10月頃まで
長く楽しめるそうです。
秋になると
産卵を終えた下り鮎となり、
脂がのっていた夏の鮎とは
また違った味わいになるとのこと。
旅の道中ならではの
小さな学びでした。
14:40 アルカナイズに到着
そんなお話を聞いていると、
14:40ころ、
修善寺のオーベルジュ、
アルカナイズに着きました。
スタッフの方が出てきてくださいましたので
チェックインします。
まとめ|この日の移動と費用
- 阿しか里 → 湯河原駅:送迎(約10分)
- 湯河原駅 → 修善寺駅:特急踊り子(約1時間)
- 修善寺駅 → アルカナイズ:タクシー 約20分/4,460円
この日の移動を振り返ると、こんな感じです。
旅の計画に役立てていただければ
うれしいです。
移動もまた旅の一部。
その土地の景色に触れながら
ふとした会話や小さな発見に出会えるのも、
旅の楽しみです。
だんだんと
その土地を身近に感じられる、
それが移動時間がくれる
贈りものなのかもしれません。
今回、アルカナイズの最上級のお部屋
ザ・スイートに泊まりましたので、
その様子も
別記事でお伝えできればと思います。
読んでいただき
ありがとうございました。