2025年9月27・28日の
1泊2日で熱海を旅行しました。
今回の宿泊は
ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 熱海です。
細部にまで上質が行き届いた
お部屋や館内の様子はお伝えしました。

ひらまつといえば
本格フレンチやイタリアンを提供する
高級レストランとして有名です。
そのひらまつが
地元熱海・伊豆の素材をふんだんに使い、
その土地の恵みを
目でも舌でも楽しませてくれました。
では、ひらまつ熱海のお食事の様子を
たくさんの写真と一緒にご覧ください。
ひらまつ熱海の上質フレンチディナー

日が暮れて、
夕食の時間が近づいてきました。
客室テラスからの夕暮れの景色をどうぞ。
ひらまつ熱海のディナーは2種から選択
ディナーは、モダンフレンチとクラシックフレンチを
選べるようになっていて、
今回、クラシックフレンチを選択しました。
お箸も並んでいるテーブルもあったので
そのテーブルは
モダンフレンチだったのかもしれません。
ひらまつ熱海の食事にドレスコードはない
チェックインの際、
ディナーにドレスコードはありません、
とのことでしたので、ダイニングへ
来た時の服で行きました。
私はワンピースでした。
履物はスリッパでも、靴でもOKとのこと。

ひらまつ熱海の食事に年齢制限はない
ひらまつ熱海のお食事に年齢制限はありません。
実際、他のテーブルには
小学校低学年くらいのお子さんも
いらっしゃいました。
ひらまつ熱海の食事に個室はない
ひらまつ熱海のダイニングには
個室はありません。
ただし特別室である梅の間、松の間に
宿泊の場合は、部屋食が可能です。
ターンダウンサービスを受けるか尋ねられる
まず席について尋ねられたのが、
食事の間に客室に入って、
就寝の準備をしていいか
を訪ねられました。
ターンダウンサービスですね。
もちろん、お願いして
お部屋の鍵をお渡ししました。
クラシックフレンチ|Benediction de SHIZUOKA~静岡の恵み~

テーブルのすらっとしたろうそくと燭台に
少し背筋が伸びます。
ではひらまつ熱海のディナー
「静岡の恵み」をご覧ください。
ひらまつ熱海のディナーは
コースのみでアラカルトはありません。
ひらまつ熱海のクラシックフレンチのメニュー
今夜のディナーのメニューが
お皿に置かれています。

音楽はかかっていないので、
ダイニングは静か。

印刷の文字も、なんだか上質に感じます。
ペアリングワインをオーダー
今回、飲みものは
私も夫もペアリング5種をお願いしました。
私は量を飲めるか不安だったので、
少なめの量のペアリングをお願いしました。
ペアリングはお料理の数の分
ワインを合わせていただくので、
すべてのお料理とワインを一緒に楽しむため
5グラスにしました。

ただしお値段を見てびっくりです。
グラスワイン5杯が24,000円!
サービス料15%が加算され
その総額に消費税10%がかかります。
なのでペアリングの実際の支払い金額は
ひとりあたり30,360円。
私は少なめにしてもらいましたので、
20,240円でした。
なので、ディナーの飲みものだけで
二人で50,600円のお支払いです。
心の準備が必要なお値段になります。
さすが、ひらまつ。
勉強させてもらいました。
ひらまつ熱海ディナー|ひとくち前菜(アミューズ)Amuse-bouche
老舗のシャンパンメゾンの
アンリオのロゼシャンパンから始まります。

華やかで食事を始めるのにふさわしい一杯で
きりっと冷やしてあり、おいしかったです。
これからのペアリングワインも
楽しみになりました。
最初の前菜です。
フィンガーフードが運ばれてきました。

箱の中に以前、修善寺で見た
猪最中のようなものが。

猪最中の皮だけを
お料理に使っているとのこと。
中は天城黒豚のリエット、
その下には香ばしくローストした
ピスタチオナッツを添えてあります。
猪最中はしっとりした食感で、
ピスタチオがクランチのようで
リエットの濃厚さとぴったりです。
そして丸太の上には、
天城の釜さざえの身をパイで包んだもの。
香草とバターを合わせたものと一緒に
いただきます。

釜さざえは弾力があり、
コリコリした食感を楽しみました。
こちらはグジェールという
フランスの伝統的おつまみ。

シュー生地をチュロス型にして、
クリームチーズと桜エビをのせてあります。
このチュロス生地がサクサクで、
桜エビも香ばしく、おいしかったです。
箱に敷き詰められているのはカカオニブ。
私は完全にそばの実と思っていました。
数寄屋造りの天井が高く、
木組みが和の風情を醸し出しています。

和の落ち着いたしつらえの中で
本格フレンチをいただき、
気持ちが豊かになっていきました。
ひらまつ熱海ディナー|前菜1(アントレ)Entrée
ペアリングの次のワインが出てきました。
Virginie de Valandraud Blanc 2019
(ヴィルジニー・ド・ヴァランドロー ブラン)

花のように香る
きりっとしたワインです。
ワインに楽天リンクを付けていますので、
おうちでひらまつ気分をどうぞ。

ヴィルジニーというのは、
生産者のテュヌヴァン夫妻の一人娘の名前。
ボルドーの名門が造る
静かな白をいただきます。
次のお料理が来ました。
周りは低温で火を入れた天城軍鶏のもも肉、
中心に胸肉とフォアグラを合わせたムース。

ジャルディニエール風とは、
季節野菜を庭のように盛り込み、
彩りと食感を楽しませる表現方法。
そして落花生のデグリネゾン。
使われているのは千葉の落花生、
シェフのご実家が落花生農家とのこと。
デグリネゾンとは、ひとつの食材を
ゆでたり、砕いたり、ペーストにしたりと、
様々な調理法で多面的に表現する
フランス料理の技法。

ひとつの食材でも
いろんな味わいを楽しめます。
こんなに大きな落花生は
初めて見たのでびっくりです。
落花生のペーストが
スパイシーなピーナッツバターのようでした。

花びらも散らしてあって、
彩り豊かでお皿を華やかにしてくれていました。
ひらまつ熱海ディナー|前菜2(アントレ)Entrée

正直、ワインに詳しくないので、
その場では
この一杯のすごさは分かりませんでした。
ブログを書くために調べてみると、
イタリア北部のアルプス地方にある
130年以上続く名門の造り手テルラーノ社によるもの。
その中でもこれは、
数あるワインの「上のクラス」にあたる一本で、
レストランやソムリエが
安心して選ぶワインだそうです。
白ワインとしては珍しく、
長い年月をかけても評価が落ちにくい
ことでも知られていて、
「飲みやすさ」よりも
料理や空気をきちんと支えるために
選ばれるワインです。

インフィニティ水盤と、
その先に夜の相模湾を
眺めながら本格フレンチをいただきます。
鮑のグリエと茄子のブラックオリーブのタプナード
ディル香るソースブールブラン

黒オリーブ・アンチョビのタプナードが
堤防になっています。

ソースが美しく、お皿も温められていて
こまやかな心遣いを感じます。
パンも運ばれてきました。

バターにも上質を感じます。

ひらまつ熱海ディナー|魚料理(ポワソン)Poisson
サントネイ プルミエ・クリュ
クロ・デュ・パス・タン 2018

造り手のであるドメーヌ・フルーロ・ラローズの
当主の奥様は日本人。

ソムリエに
お料理とペアリングのワインの合わせ方を
聞いてみたりしました。
お料理の五味、すなわち、
甘味・酸味・塩味・苦味・うま味に分解して、
それをワインと合わせるそうです。
研ぎ澄まされた感覚が必要なお仕事ですね。

ソムリエの方との会話も楽しい
ひらまつ熱海のディナー。
丸くてかわいいワイングラスです。

香りはレモンのようですが、
はちみつがとろけるような口触りに感じました。
静岡・くぬぎ鱒のコンフィ マッシュルーム
柚子胡椒と味噌のソースベアルネーズ

富士山のふもとの清らかな水で育つ、
くぬぎ鱒。
「くぬぎ」とは
養殖されている方のお名前だそうです。

マッシュルームに詰め物をしており、
その上は昆布が載っています。
周りのクッキーのようなものは
とうもろこしのクランブルです。
鱒はレアでなめらかな食感、
柚子胡椒と味噌のソースを合わせると絶品です。
尋ねてくださったので
パンのお代わりもいただきました。
ひらまつ熱海ディナー|肉料理(ヴィアンド)Viande
肝心なところが写っていないのですが、
このワインボトルのコルクは開いていません。

でも細かい穴は開いているので注げるとのこと。
酸化させない工夫のようです。
Domaine de Chevalier 2015
(ドメーヌ・ド・シュヴァリエ)

10年経っている
カベルネ・ソーヴィニョンのボルドー。
ボルドーの当たり年、
2015年ヴィンテージです。
私にはピリッとくる赤ワインに感じました。

富士山のふもとの朝霧高原にある岡村牧場。
その岡村牛のお尻のほうのお肉、
ランプです。
グリーンペッパーのスパイシーなソースと
甘いかぼちゃのピューレ。
辛みと甘みを合わせて
ぜひお召し上がりくださいとのこと。
これも器を温めてくれている心くばり。

かぼちゃのピューレが驚くほどなめらかです。
ソムリエがボルドー品種のお話をされていて、
カベルネ・ソーヴィニヨンと
カベルネ・フランの話とか、
日本のワイン、甲州のワインが
注目されている話とか、
ぶどうと気候の話も聞かせてくださいました。
ひらまつ熱海ディナー|デザート(デセール)Dessert
お月見をモチーフにしたデザートです。
お団子みたいですが、ムースです。
洋梨とチョコレートが2つずつ。
下に
洋梨のコンポート、
上にかかっているのはみたらしではなく
キャラメルソースです。
こちらはチョコレートのムースの断面。
ふわふわの食感の後、
口の中で溶けていきました。
夜なので
カフェインレスのコーヒーをいただきました。
ひらまつ熱海ディナー|プティフール Petits Fours
コーヒーが出てくると、テーブルに
ウサギとお月さまと焼き芋が登場しました。

ウサギのクッキーにはほうじ茶のクリーム、
お月さまはレモンのマカロン。

お芋は割ってみると、
ほんとにお芋みたいでした。

味もまさに焼き芋で、和菓子のようです。
お部屋を整え終えてくださったようで
鍵が戻ってきました。
ダイニングからテラスに出てみると、
相模湾はすっかり暗くなっていました。

ダイニングテラスからの夜景色を
ご覧ください。
最初はひらまつ熱海の極上の高級感に
圧倒されていましたが、
時間が経つにつれ、
リラックスしてワインとお料理を楽しめました。
ディナー後は、整えられた客室でリラックス
至福のフレンチをいただいた後に
お部屋に帰ると、
ターンダウンサービスが施され、
ベッドやタオルが整えられていました。

枕元にはお水が置かれていました。

洗面所も整えられていました。

ひらまつ熱海の朝食|軽めのヨーロピアンスタイル
素敵な空間に包まれた夜が明け、
ひらまつ熱海に朝が来ました。

冷蔵庫にあったぶどうジュースを
客室のテラスでいただきます。

大人のぶどうジュースという感じで
甘さをおさえた味わい。
だいぶん日が昇ってきました。
朝食をいただきにダイニングへ向かいます。

部屋を出ると、
ドアノブに新聞がかかっていました。

風が吹いて、ダイニングに
風鈴の涼しげな音色が響いていました。

BGMがないのがまた、落ち着きます。
眺めの良いテーブルで朝食をいただきます。
ヨーロピアンスタイルの軽めの朝食です。

太陽の光を受けて輝く相模湾を見ながらの朝食。
落ち着きがあり、
ずっと眺めていたくなる調度品。

お料理が運ばれてきました。

ひらまつオリジナルの石巻トマトジュースと
スープみたいに見えるのは甘夏のジュース。

枝豆のパン、全粒粉のパンとクロワッサン。

サクサクの歯ざわりで、幸せな気分になります。
サラダは、御殿場ベーコンが載っていました。

メインのお料理が来ました。

手前は、ハムとベーコン、ソーセージ。
御殿場の渡辺ハム工房で
職人さんがこだわって作った逸品。

奥はエッグベネディクト。

ブリオッシュの上に、
静岡のブランド鱒・くぬぎ鱒のジェノベーゼ、
半熟卵、オランデーズソースを載せてあります。
湯河原町の温州みかんのジュース。

最後にデザートもいただきます。

グラノーラがのったヨーグルト。

甘みをおさえてあるとのことで
テーブルにあったはちみつをかけてみます。

下から出てきました。
初島に向かう船を見ながら
ゆっくりいただく朝食。

ひらまつの朝食は
ディナーの余韻が残るお腹に適量に感じます。
もうすぐここを去らなければいけないと
少しさびしい気持ちになります。
朝食をいただた後、お部屋に戻り
チェックアウトの11:00まで
のんびり過ごします。

チェックアウトの際、
ひらまつのポイントプログラム
「クラブひらまつ」のポイントも
付けてもらいました。

スタッフとシェフのお見送りを受け、
ひらまつ熱海を後にします。
その際、おみやげもいただきました。

ひらまつオリジナルの紅茶と
シェフの手作りの焼き菓子でした。
自宅に帰って、いただこうと思います。
お願いしていたタクシーに乗り
来宮(きのみや)神社へ向かいます。

来宮神社の様子は別記事にて
ご紹介します。
まとめ|ひらまつ熱海で五感を満たす食を満喫
以上、ひらまつ熱海の夕食と朝食の様子を
お伝えしました。
さすがひらまつのオーベルジュなだけあって
圧巻のフレンチとペアリングを堪能しました。
静かに流れる大人の時間を
食事でも感じさせてくれます。
一休.comにも
ひらまつ熱海の口コミがありますので
ご参考にどうぞ。
▶【THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海】を一休.comで見る
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読んでいただき
ありがとうございました。
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