サフィール踊り子乗車記|全席グリーン車とカフェテリアをレビュー【湯河原・修善寺①】

中部

2025年8月12日~15日、

湯河原修善寺をめぐる
2泊3日の旅に出かけました。

初日は
湯河原の老舗旅館
阿しか里に、

そして翌日は
修善寺のオーベルジュ
アルカナイズへ。

美しい景色と
おいしい食事に癒される、

夏の小旅行の記録です。

その始まりを
彩ってくれたのが、

全席グリーン車の
サフィール踊り子

広々としたシートに
身を沈め、

カフェテリアでのランチを楽しみながら、
目的地へ向かいます。

移動でありながら、
すでに旅そのもの。

サフィール踊り子の特別感を
写真とともに振り返ります。

どうぞご覧ください。

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サフィール踊り子とは?停車駅と特別な魅力

では
サフィール踊り子について
見ていきましょう。

東京駅から出発|サフィール踊り子と非日常をスタート

伊豆急下田へ向かう
特急「サフィール踊り子」

サフィール踊り子には、
東京駅発着定期列車があり、

こちらは
毎日運行されています。

一方、新宿発の便は
臨時便として運行されることが多く、

主に週末や多客期に
設定されています。

ルートは
渋谷や武蔵小杉を経由します。

2025 08 12 12.23.34

今回は
平日出発でしたので

東京発
サフィール踊り子に乗りました。

経由地は
こちらをご覧ください。

熱海までの80分|サフィール踊り子の窓の外に広がる景色

今回は
東京駅から熱海駅まで
サフィール踊り子3号に乗車。



12:30発で
所要時間は約80分

熱海までは
ちょうどランチタイム
楽しめる絶好の時間帯です。

東京駅を出てすぐ
新幹線と並走しました。

さすがに
新幹線は速いです。

今回の目的地は
湯河原なので、

サフィール踊り子を
熱海駅で降りて

東海道線
1駅戻ることになります。

2025 08 12 13.58.53

乗り換えまで
少し時間があったので、

熱海駅構内のおみやげを
見たりしていました。

2025 08 12 13.56.00

サフィール踊り子の深いブルーの車体デザイン

車体は
深いブルーホワイト

上品なツートンカラーで、
乗る前から特別感を味わえます。

2025 08 12 12.22.07

ゆったりとした、サフィール踊り子のグリーン車シート

全車両グリーン車
贅沢仕様です。

2025 08 12 12.24.01

今回乗車した
7号車のグリーン車は、

1列が
2席+1席のゆったり配置。

頭や首を支える部分は
ちょうどいい位置に上下できます。

2025 08 12 12.24.38

シートは柔らかく、
肘掛けや足元にも余裕があり、

窓も大きく
景色を楽しめます。

また
天窓が付いていて、

荷棚もクリアになっており
光を十分取り込めます。

リクライニング読書灯もあり、
至れり尽くせり。

コンセントもあるので
スマホのバッテリー残量も心配いりません。

全車両グリーン!サフィール踊り子の座席クラスは3つ

サフィール踊り子は
全車両グリーン
で構成されていますが、

その中にも
いくつかのクラスがあります。


最上級は1号車の
プレミアムグリーン

一列が1+1の贅沢な座席配置で、
広々とした空間をひとり占めできます。

座席は
窓に向いて回転できるそう。

流れる車窓の景色を
眺めながら目的地に向かいます。

2~3号車は
グリーン個室

1~4名用と
1~6名用があり、

プライベート感があるので
グループや家族旅行にぴったりです。

旅の楽しみである食事は
4号車のカフェテリアで。

のちほど
ご紹介します。

そして
5~8号車がグリーン車

今回、私たちが予約した席です。

スタンダードながら
上質なくつろぎを十分味わえました。

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サフィール踊り子の料金|ちょっと贅沢な移動時間

全席グリーン仕様の
サフィール踊り子は、

普通の特急よりも
少しお値段が高めです。

ですが、
座席の広さや
落ち着いた雰囲気を考えると

「移動そのものが旅の思い出」
になる、
まさに大人の列車旅です。

座席クラスによって
料金が異なるので、

熱海までの料金を
比較しやすいように一覧にしました。

東京~熱海のクラス別の料金表

座席クラス 料金(東京〜熱海・片道/通常期)
プレミアムグリーン 8,140円
グリーン個室 1室料金+運賃(人数で割る形)
グリーン車(通常) 6,640円

※時期によっては
繁忙期料金が加算される場合があります。

今回の私たちのように
湯河原に戻る場合は、

別途「熱海〜湯河原」の運賃
190円がかかります。

今回は通常のグリーン車を利用し、
合計は 7,230円 でした。

決して
安くはないですが、

その分だけ
心地よさと特別感を得られますね。

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サフィール踊り子のカフェテリア|車窓と味わう限定メニュー

サフィール踊り子の目玉、
4号車カフェテリアをご紹介していきます。

サフィール踊り子カフェテリアの雰囲気と座席

座席のある7号車から
4号車へ移動します。

普通に他の号車の
通路を歩いていきます。

カフェテリアに着きました。

このカウンター席でいただきます。

テーブル席もありました。

オープンキッチンの様子。
とても忙しそうです。

4号車の
カフェテリアは、

オープンキッチンと
大きな窓が印象的な空間。

カウンター席に座ると、
目の前に広がる車窓と

キッチンでの調理の様子を
同時に楽しめます。

まるで
レストランにいるかのような特別感です。

実際にいただいた、サフィール踊り子限定メニュー

今回いただいたのは
「大ぶりエビワンタン復興麺
 〜桜海老を添えて〜」

海老のダシがきいた
澄んだスープに

ぷりっとしたワンタン
ごろっと入っています。

優しいお味です。

極細麺が特徴的です。

干した桜海老がたくさん入っていて、
香ばしく、

ごま油の風味が
さりげなくきいています。

するするっと
いただいてしまいました。

監修は
中華の五十嵐美幸シェフ

白い器と窓からの光があいまって、
見た目にも上品な一杯でした。

お水は
伊豆奥下田の観音温泉
源泉水100%。

サフィール踊り子の食事は20分制|事前予約が必要

カフェテリアは
完全入れ替え制で、

1回の利用は
20分間

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事前予約時に
時間を決めています。

今回、
12:45~13:05です。

「せっかくのおいしい麺を、
時間内に食べきれるかな?

と少し
ドキドキしますが、

それほど焦らずとも
余裕でいただけました。

あと、今回私たちは
1枠目の12:45~13:05、

窓側を向いている
カウンター席でした。

横浜駅に停車中
まだ麺をいただいている最中で

駅のホームに人がいて
ちょっと気まずい感じで、

早く発車してほしいな
と思いました(笑)

サフィールpayの事前予約がちょっと面倒

カフェテリアの利用は
事前予約制で、

専用のサフィールPay
での申し込みが必要です。

夫いわく
「予約はかなり大変だった」とのこと。

これが
注文完了メールです。

実際に当日になると
便利な面もあるのですが、

旅行前の準備としては
少しハードルが高め…。

整理すると
こんな感じでした。

面倒ポイント 内容
必須の事前予約・決済 サフィールPayでのメニュー選択から支払いまでが必須
予約タイミングがシビア 売り切れや早期終了の可能性あり
通信トラブルへの不安 QR画面が表示されないと当日の対応が難しい
利用時間の制約あり 制限時間(20分)と席の入れ替えがある

少し
手間には感じますが、

当日スムーズに席につけるのは
ありがたいポイントですね。

カフェテリアで
食事を楽しむには事前予約は必須です。

これから乗る方は、
旅行計画と一緒に
ぜひ早めの予約をおすすめします。

座席にも
サフィールPayの利用案内がありました。

商品の購入
サフィールPayで決済するようです。

サフィールPayを利用できない場合は
アテンダントに相談してくださいとのこと。

サフィール踊り子の本格的なメニュー一覧

サフィール踊り子の
メニューは、

中華料理店「美虎-Miyu-」
五十嵐シェフが監修。

サフィール踊り子限定
メニューです。

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大ぶりエビワンタン復興麺~桜海老を添えて
(1,900円)

特製かつお醤油の炙りチャーシューつけ麺
(2,100円)

中華風 黒毛和牛ビーフカレー
(2,800円)

お箸でほぐれる極厚ポークステーキ
(3,000円)

など
列車の中とは思えない
本格的な料理が並びます。

さらに
車内限定のお土産

ドリップコーヒー、ティーバッグ、
出汁からしも販売されており、

サフィール踊り子に乗った
記念になりますね。

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湯河原駅に到着|伝統とモダンが迎える玄関口

サフィール踊り子ではなく
東海道線で、

熱海駅から一駅戻って、
湯河原駅に着きました。

湯河原駅に
サフィール踊り子のポスターがありました。

湯かけまつり狸の像にほっこり

改札を抜ける前に
迎えてくれるのが、

湯かけまつりの法被を着た
の像。

思わず写真を撮りたくなる
愛嬌のある姿です。

湯河原温泉は
「傷ついた狸が湯で癒された」
という伝説があり、

湯河原駅構内には
その象徴となる狸像があります。

さらにこの町には、
江戸時代から続く

「湯かけまつり」
という伝統行事もあり、

ほんとに温泉のお湯
お神輿にかけるというお祭りだそうです。

駅の狸はその法被をまとって
旅人を迎えてくれていました。

隈研吾デザインの湯河原駅前広場

駅を出ると広がるのは、
建築家・隈研吾氏が手がけた
木組みの大屋根。

光が差し込むデザインは開放的で、
旅人を迎え入れる玄関口として印象的です。

木をふんだんに使っているところが
隈研吾さんっぽいですよね。

この駅前ロータリー広場にあったのが
湯河原の案内図。

駅前ロータリーでは、
バスやタクシーを待つ人々の姿があり、

これから始まる
旅のワクワク感が高まります。

湯河原駅での印象としては
それほど外国人観光客はいない感じでした。

湯河原駅から老舗旅館・阿しか里へ

この旅最初のお宿
阿しか里に向かいます。

湯河原駅からは
タクシーで7分ほど。

料金は
1,600円でした。

落ち着いた老舗旅館での滞在が
楽しみです。

以上
特急・サフィール踊り子に乗ってみての
レポートでした。

サフィール踊り子は、
座席の快適さも食事も充実しており、

「移動+旅の思い出」
になる特急です。

せっかくの旅行、
少し贅沢な時間を過ごしたい人には、
心からおすすめです。

別記事にて
湯河原の温泉宿、

阿しか里について
お伝えしようと思います。

読んでいただき
ありがとうございました。

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