松之山温泉・酒の宿玉城屋の夕食が最高すぎた|日本酒×フレンチの贅沢ペアリング

北陸

2025年3月15日
新潟十日町市「酒の宿 玉城屋(たまきや)」
に泊まってきました。

お宿の名前に「酒の宿」と
ついているところからして、

米どころ新潟
おいしい日本酒が楽しみです。

それだけでなく、

玉城屋は
ミシュランガイド新潟2020特別版の
フランス料理一つ星を
獲得している宿なのです。

とても期待してしまいます。

では酒の宿玉城屋の
フレンチのフルコース
ご覧ください。

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酒の宿玉城屋 ダイニングの様子

18:00 夕食のお時間

夕食は18:00にお願いしましたので、
2階のダイニングルームへ。

下記の「ご滞在のしおり」
いただいていて、

コンパクトに情報をまとめていただいているので
便利です。

酒の宿玉城屋2階のダイニングルームへ

通していただいたお席の夫。

壁面がお酒のボトル
埋め尽くされています。

圧巻です。

ワインセラーが巨大です。

その他の美しく並べられたお酒たちの様子を
お届けしたかったのですが、

他にもお客さんがいらしたので、
撮るのは差し控えました。

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酒の宿玉城屋フレンチディナー&プレミアム日本酒ペアリング

旅の醍醐味のひとつは
地元の食材をいただくことですよね。

酒の宿玉城屋のディナーコースの
メニューはこんな感じです。

(自宅に持ち帰って撮影しました)

とてもあっさりしたお知らせです。

酒の宿玉城屋では、

お夕食は地元新潟の食材を使った、
栗山シェフ
フランス料理のフルコースをご用意しております。

とのこと。

そんなフレンチには
ワインを合わせたいところですが、

ここは米どころ・新潟

ワインだけでなく
日本酒のペアリングも用意されています。

夫は宿泊予約の際、
日本酒ペアリングを
予約していたようですが、

ソムリエであり酒匠・唎酒師でもある
オーナーから、

ワンランク上の
「プレミアム」日本酒ペアリング
もご用意されているとのご提案が。

選りすぐりの
希少な日本酒を用意されているとのこと。

夫は
「ずるいよ~笑」といいながら、

日本酒ペアリング
→「プレミアム」日本酒ペアリング
に即、変更していました。

私はペアリングに
「酒量が多くなりすぎる」
イメージがあるのと

当日、
やや体調がよろしくなかったので

単品でお酒をお願いしよう
と思っていましたが、

「ひとくち」プレミアム日本酒ペアリング
もあるというではないですか!

1杯のお酒の量が
30mlくらいになるとのこと。

なんと私にフィットした
メニュー展開なんでしょう。

ちなみに
オーナーはイケメンなので
それも注目ポイントです。

ではお料理とお酒を
ご覧いただければと思います。

アミューズブーシュ:美雪鱒 里芋 鱈

切り株のお皿に載って登場の
アミューズ2人分です。

手でつまんで、いただきます。

魚沼の美雪鱒(みゆきます)
スモークで。

里芋
妻有(つまり)豚ベーコンでくるんであります。

新潟県の妻有地域(十日町市・津南町)の
ブランド豚です。

ベーコンの味が濃厚でおいしかったです。

はすりつぶして
コロッケ状にしたもの。

正式な料理名は忘れてしまいました。

プレミアム日本酒ペアリング1つめが
料理の前にやってきていました。

醸す森 純米吟醸
(苗場酒造・新潟県中魚沼郡津南町)

ちなみに今は
「醸す森」から
「ゆきのまゆ」
ブランド名が変わっています。

くわしくはこちらをどうぞ。
楽天でも買えます。
ゆきのまゆ 純米吟醸 生酒 720ml【苗場酒造/新潟県】【日本酒】【要冷蔵】

詳細を忘れてしまったのですが、

私のメモには
「ハイビスカスの色と
ほうじ茶の香り」
と書いてありました。

カクテルにしてあったのでしょうか。

記憶がなくて、すみません。

舌に細かなシュワシュワ感が
楽しいお酒でした。

スープ:南瓜(かぼちゃ)

かぼちゃの温かいスープ
登場しました。

上に載っているのは
かぼちゃの種、くるみ、マスカルポーネ。

かぼちゃの滋味深い味が
胃にしみます。

次のプレミアム日本酒ペアリングのお酒が
登場しました。

睡夢 にほんりす
(吉乃川酒造・新潟県長岡市)

このお酒は
今回泊まっている、

酒の宿玉城屋の
山岸オーナーがプロデュースしている
日本酒です。

加水してアルコールを落とし、
ココナッツラテのような味わいでした。

睡夢は、にほんりすの他
ふくろう・くま・はりねずみがあり、

玉城屋さんのショップでも
販売していました。

前菜1:蕪(かぶ)

次に出てきたのは
蕪(かぶ)のムースです。

これが蕪?

このセンスと繊細さに
驚かされます。

蕪のスライスの中のオイルは
蕪の葉の香りを付けたオイル

下には
南蛮エビ・玉ねぎのタルタル
甲殻のジュレ?が仕込んであるので

混ぜて召し上がってください、とのこと。

エビがねっとりしてて濃厚、
器からこそげ落していただくほど
おいしかったです。

こちらの蕪のお料理に合わせた日本酒は

あべ 純米大吟醸 十周年記念酒
(阿部酒造・新潟県柏崎市)

「あべシリーズ」が
10周年を迎えたということの記念酒

22,000円という
なかなかのお値段にもかかわらず、
すぐ完売してしまったとのこと。

14度と低めのアルコール度数。

出汁のような香りがして
通常のものと何が違うかといえば、

鼻に抜ける余韻が違う、
というオーナーの弁。

なかなかお目にかかれないお酒に
出会えて光栄です。

なにが違うのかわかりませんが
黒いボトルならまだ見つけられました。
あべ 10周年記念酒「黒」木箱入り 720ml【新潟県柏崎市 阿部酒造】

前菜2:ニシバイ

ニシバイは巻き貝のはずですが
ハム?

ハムの下に
ニシバイのコンフィ、キノコ
が隠れていました。

パセリバターを合わせています。

上のハムは
妻有(つまり)豚のハムです。

パンも運ばれてきました。

このパンは
松之山温泉水を練りこんだパン

松之山温泉のお湯
はもとは海水

だから
塩味がちょうどいいのです。

このお料理の日本酒ペアリングは
北雪 純米大吟醸 YK35 遠心分離 限定酒
(北雪酒造・新潟県佐渡市)

貝やパセリにあわせてセレクト。

緑のボトルのほうが限定酒

YK35とは?

Yは酒米・山田錦を35%精米、
Kは酵母についての記号です。

限定でない、
青のボトルと何が違うのか?

・大吟醸(青)と純米大吟醸(緑)の違い。

・絞りの違い。
限定の緑のほうは「遠心分離」

通常のもろみを
酒袋(布袋)で搾るという工程ではなく、

一切のストレスを排除して
劣化や酸化を防止するための
現在考えうる最高の搾りです

夫はこの北雪の限定酒を
いたく気に入り、

おみやげで
玉城屋さんで購入して帰りました。

後で気づいたのですが、
遠く離れた熊本・天草でも

なんと
北雪酒造の日本酒を飲んでいました。

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2024年11月2日~11月4日の2泊3日で夫と熊本・天草に行ってきました。2泊目は上天草の「天使の梯子(はしご)」に宿泊しました。「天使の梯子」のお料理のコンセプトは、「厳選された天草の食材を使用したこだわりの鉄板料理」天草は海の幸の宝庫...

もう一種類パンが運ばれてきました。
カンパーニュです。

前菜3:猪(いのしし)

イノシシのすね肉の煮込みです。

フランス・アルザス地方の郷土料理
酸味のあるシュークルート(キャベツ)
イノシシ肉で巻いており、

ジャガイモのペーストと絡めて、
いただきました。

スープは
イノシシすね肉を煮込んだ旨味が
詰まっています。

獣の臭みがないのは
煮込んであるから、とのこと。

次のプレミアム日本酒ペアリングは
あべ たかね錦 純米吟醸
(阿部酒造・新潟県柏崎市)

さきほども登場した、あべ。

こちらはラベルにもあるとおり、
今年の新酒

オーナーによると
「軽く活性感のある甘みと酸味」を
お料理に合わせたとのこと。

ワインで言えば
シュークルートに、

甘みと酸味のある
リースリングを合わせる感覚で。

ソムリエでもあるオーナーによると、
フレンチにワインを合わせるより
日本酒を合わせるほうが難しいとのこと。

パリッとしたスーツに
白手袋といういでたちで

提供前に
グラスチェックされている姿に、

こちらもリラックスしながらも
上質なおもてなしをされている感じがして
心が豊かになります。

魚料理:真鯛

真鯛のポアレがやってきました。

焦がしバターソースに、
付け合わせはほうれん草長芋

上に載っているのは、
ほうれん草を乾燥させたもの。

パリパリしていました。

こんなに
きれいに乾燥させられるんだと驚き。

ほうれん草は
シェフが栽培されたものだそう。

真鯛は、脂がのっていて
白身なのに濃厚。

皮はパリパリしていて
香ばしかったです。

パンの追加を
お願いしたタイミングでやってきたのは、

真野鶴 純米大吟醸 辛口生一本
(尾畑酒造・新潟県佐渡市)

新潟らしい
淡麗辛口の王道のような日本酒。

しみじみうまいお酒です。

酒の宿の玉城屋での
プレミアムなお酒をご自宅でも楽しめます。
真野鶴 純米大吟醸 辛口生一本 1800ml 尾畑酒造/佐渡島

肉料理:鹿

鹿のローストが運ばれてきました。

付け合わせは蓮根餅
シャキシャキしておいしかったです。

特に説明はなかったので
よく分からないのですが、

イノシシ同様、
臭みもなくおいしくいただきました。

このお料理の日本酒ペアリングは

純米大吟醸 亀の翁(かめのお)秘蔵酒(10年熟成)
(久須美酒造・新潟県長岡市)

なんと10年以上ねかせたという、
新潟ではプレミアムなお酒として
昔から有名で

買いたくても買えない
というレアな熟成酒

亀の翁には
1年、3年、10年熟成もあり、

長岡の蔵には
熟成専用の保管庫があるそうです。

やはり長年の熟成を経ているおかげか、
うまみが濃いです。

デザート1:蓬(よもぎ)

蓬こんにゃくのあんみつ。

他には
寒天、黒豆、リンゴ、キウィフルーツを
柚子のシロップで。

このさっぱりさが
お肉の後にありがたいです。

よもぎのこんにゃくの、
寒天とは違う
ぷにゅぷにゅした食感が新鮮でした。

デザート2:越後姫

新潟のブランド苺・越後姫大福

ミルクアイスが添えてあります。

越後姫が見えにくいので
横にしてみました。

あまおう福岡出身の私としては
苺にはちょっとうるさいですが笑、

大きくてジューシーな越後姫は
甘くておいしかったです。

客室のパンフレットに
越後姫の説明がありました。

とてもとても手間をかけるため
数に限りがあります。

その時オーナーが
シェーカーを振ってらっしゃる様子が見えました。

水楢のリキュール
村祐のカクテル。

燻したようなスモーキーさと
ハーブような香りの広がりを感じました。

日本酒のカクテルが
和のデザートと合わないわけがありません。

チョコレート

メニューにはありませんが、
コーヒーと一緒に
最後にチョコレートがやってきました。

夜、カフェインを摂ると
眠れなくなるたちですが

コーヒーは
デカフェの用意もあるので安心です。

クロモジ
日本酒酒粕
山椒
黒ゴマ・くるみ

のチョコレートだったと思います。

おなかいっぱいのはずなのに
おいしくいただけました。

酒の宿玉城屋 アルコールメニューもご覧ください

光が反射して
見えないところもありますが、

アルコールのメニューもご覧ください。

日本酒・ワインのペアリング

用意されています。

本日のグラスワイン

日本酒メニュー、
さすがに豊富です。

 

ノンアルコールもあります。

新潟茶ってあるんですね。

日本最北端のお茶の産地
新潟県村上市とあります。

梅酒、果実酒

酒の宿玉城屋の
自家製梅酒もありますね。

気になります。

ペアリングにしたので
あまりメニューを読み込んでいませんでした。

ジン。

新潟県上越市で蒸留されている
YASO GINのシリーズ。

たくさん種類がありますね。

焼酎も。

ウイスキー、ハイボール。

クラフトビール。

新潟県長岡市で400年続く醤油屋さんが
「酒屋平成堂」にてはじめた
クラフトビールのブルワリーです

ディナーメニューの説明が少ないのはなぜ?

米どころ新潟の日本酒と
地のものを使ったコースフレンチ。

これ以上ない贅沢なディナーを
楽しみました。

ちなみにオーナーがおっしゃるには
コースのメニュー表の説明が少ないのは
あえて、とのこと。

シェフの料理は日々変わるそうで、
いつ来ていただいても違う料理をお出しする。

お客様が食べたもの、
飲んだものを把握、
次回は絶対違うものを、とのこと。

リピーターの方にあわせて
メニューが変わっていく、

連泊の方も多いから、だそうです。

シェフは自由に料理を作り、
オーナーはそれにお酒を合わせていく。

大変そうですが、
それを楽しんでいるようにお見受けし、

驚くとともに
それならまたすぐにも訪れたい、と思いました。

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酒の宿玉城屋 朝食

朝、目が覚めて
客室露天風呂で体を温めて、

8:30に朝食です。

きのうのディナーと同じ
2階のダイニングルームに向かいます。

朝食は窓際のお席を
用意していただきました。

また夜とは雰囲気が変わります。

テーブルに
朝食のメニューが置いてあります。

きのうはフレンチディナーでしたが、
朝食は和食です。

オーナーのお母さまでいらっしゃる
おかみさんの朝ごはんです。

ごはんのお供3種。

・神楽南蛮シソの実
・発酵豆腐
・フキ味噌

ご飯が進んで困るやつですね。

5種類の飲み物と
その説明がありました。

「体の中からキレイに」

・コールドプレスジュース
(小松菜・パイン・りんご・梨・グレープフルーツ)
・ドクダミ茶
・雪下人参ジュース
・八海山の甘酒
・桃ジュース

胃腸が浄化される感じがします。

テーブルにたくさんお皿が並んでいます。

プレート。

それぞれがなにだったのか、
メモを取ったつもりが
どこかに行ってしまいました。

私はきくらげが好きなので
出てきてうれしかったです。

ご飯は
魚沼石坂農園のコシヒカリ

そういえば客室パンフレットに
お米の説明がありました。

病気に強くするための
改良された品種ではなく

従来品種である
コシヒカリだそうです。

炊き上げた時のツヤと
穀物の風味が強く、

冷めてからでも
甘みと粘り気が失われずに
おいしく召し上がれます。

お味噌汁のなめこ
大きくて食べ応えがありました。

けんちん。
具だくさんで優しい味です。

オーナーのお父さまである
先代のだし巻き

食後に
コーヒーをいただきます。

セルフサービスでお好きなものを。

旅のファイナルである朝食も
おいしくいただきました。

ちなみに酒の宿玉城屋の
お部屋の様子はこちらをどうぞ。

新潟・松之山温泉 酒の宿 玉城屋で檜のお部屋に宿泊|日本酒好き必見の温泉宿
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酒の宿玉城屋のチェックアウトは
10:00ですが、

レイトチェックアウト(+3,300円)を
お願いしましたので、11:00に。

まつだい駅までのタクシー
お願いしておりましたので、

それに乗り
東京までの帰路につきます。

極上フレンチプレミアム日本酒
新潟の地の食材を堪能、

松之山温泉の薬湯に身を浸し、
心も体もうるおう旅になりました。

読まれる方がいるか
分かりませんが、

帰路の様子、
主に「ほくほく線」についても
別記事でお伝えしたいと思います。

読んでいただき
ありがとうございました。

一休はポイントを
即時利用できるのでオトクです。

ご参考にどうぞ。
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