2025年11月1日~3日の2泊3日で、
瀬戸内海を周遊するガンツウに乗ってきました。
ガンツウを下船し、広島空港から
東京に帰ります。
帰りの便の出発まで
まだ時間がありましたので、
広島空港の中を楽しんだり、
空港周辺を観光したりすることができました。
広島空港の周りがこんなに充実しているとは
知りませんでしたので、
写真をたくさん交えて
ぜひご紹介したいと思います。
三景園|四季折々の絶景を楽しめる日本庭園

三景園は広島空港の開港を記念して
1993年に造られました。
広島の山・里・海の風景にちなんで
三景園と名付けられた庭園です。
約10,000トンの広島産自然石と
空港工事で出た石を使っており、
植栽は山取りという手法で
自然林から直接移植しています。
三景園へのアクセス
三景園の住所は
〒729-0416 広島県三原市本郷町善入寺64−24
広島空港から歩いて5、6分で
三景園に着きます。

広島空港から出ている陸橋を
渡っていきました。

竹灯りストリートといって
竹に灯りがともっています。

案内表示が出ているので
分かりやすいです。

空港周辺マップです。
いろいろ施設がありますね。

入口への案内があるので、必ず行けます。

私たちが訪れたのは11月3日。
もみじ祭りの直前でした。

門がありますが、ここが入り口ではないようです。

さらに進んでいきます。

広島エアポートホテルを
右に見ながら進んでいきます。

入口は階段とスロープが用意されています。

日本庭園が見えてきました。

こちらの建物で入園料を支払い、入場します。

開園時間・入園料

三景園の開園時間は、
4月~9月は9:00~18:00、
10月~3月は9:00~17:00です。
入園は閉門の30分前までに。
休園日は12月29~31日です。
入園料は、
大人350円、小・中学生180円です。
ただし満65歳以上の方は無料になります。

年齢が確認できる公的証明書
(免許証、保険証等)
を用意しましょう。

三景園の駐車場は身障者専用だけですので、
県営の駐車場をご利用ください、とのこと。
三景園の園内案内図

三景園パンフレットより
三景園は面積約6ヘクタールの
築山池泉回遊式庭園です。
入ってみて、その広さに驚きました。
潮見亭
まず潮見亭と呼ばれる
数寄屋風の水上建築から入場していきます。

潮見亭は宮島をイメージした建物です。

総床面積611㎡で、
総ひのき造りの情緒ある建物。


回廊から、鯉のエサやりも楽しめます。

潮見亭和室(12畳)は予約すれば、
貸切もできるそうです。

大海

潮見亭が宮島なら、
大海は瀬戸内海をイメージした池。

大海には、
雌の錦鯉が約200匹泳いでいます。

鯉のエサを100円で買い、
エサをあげると美しい鯉が集まってきました。
ゆらゆら泳ぐ鯉の姿に心が和みます。


菱亭

途中、菱亭という東屋がありました。

特にここからの景色がすばらしいと
いうこともなかったので、
歩き疲れた時のお休み処かもしれません。
紅葉谷

11月初めに訪れましたので、
これから紅葉という時期でしたが、
少し色づいている様子を楽しめました。

イロハモミジ、ヤマモミジを中心に
約150本のもみじを楽しめる紅葉谷。
もみじ祭りの期間はさらに
あでやかな彩りを楽しめることと思います。
鏡のように水面に映る紅葉もまた美しいです。
太鼓橋

大海を眺めながら、太鼓橋を渡ります。

池の上の橋を渡るって、少しワクワクしますね。
梅園

ここが梅園だったのでしょうか。
梅が咲いていないので
定かではないのですが、
鹿児島紅や白加賀などの
約70本の品種が植えられています。
6月には梅の実もぎ採り体験ができ、
梅の実の販売もするそうです。
月漕亭

水面に映る月影に向かって
舟を漕ぎ出したくなるような、
月夜のイメージから、
月漕亭と名付けられたとのこと。
月漕亭の下には船が収められています。

三景園で挙式をあげられ、
花嫁舟が月漕亭から出るそうです。
観月亭

月漕亭のそばの三角の石で組まれた
階段を上っていきます。


観月亭に着きました。

少し登ったので大海を一望できますし、
広島空港の建物や管制塔も見えます。

観月亭からの景色を動画でもどうぞ。
空港のすぐそばでこんな絶景を
満喫できるとは。
観月亭だけでなく、
三景園内での食事や喫煙はできません。

ペットをつれての入園もできません。
三段の滝

観月亭からさらに奥へ進むと、
三段の滝に着きます。
落差は約14m、水量毎分2トンで、
人工の滝とは思わせない迫力。
安芸太田町の三段峡の
三段滝をモチーフにしています。
滝から流れ出る川に沿って
今度は下っていきます。
途中には、川を横切る石段もありました。

次に行く里の池に流れていく
せせらぎに癒されます。
せせらぎを動画でどうぞ。
里の池・しだれ桜

蓮の緑と鯉の彩りが美しい
里の池に到着しました。

里の池の鯉は約150匹います。
大海の鯉は雌でしたが、
里の池の鯉はすべて雄です。
エサやりをしてみました。

里の池にたゆたう、鯉の美しい姿をどうぞ。
里の池のほとりには
立派なしだれ桜がたたずんでいます。

春が楽しみになる、立派なしだれ桜です。
鯉にエサをあげていると、
里の池の向こう岸から睡蓮をかき分けて
カモが一羽やってきました。
里の池のそばの広場から見た三景園の全景。

その先に見えているのは
広島エアポートホテルでしょうか。
紫陽花(あじさい)園
湖畔の小径を歩いていきます。

途中にはどんぐりが落ちていました。

ここが紫陽花園のようですが、
季節ではないので咲いてはいませんでした。
土佐涼風というアジサイが植わっている
ゾーンのようです。

こんな看板が立っていました。

2008年3月に市民による植栽で、
100種、約1万株の紫陽花が植えられました。

菖蒲田
紫陽花園の先に、菖蒲田が見えてきました。

14種、約2000株の花菖蒲が
植えられています。
季節ではないですが、
丁寧に整えられているのが分かります。

こんな立派な菖蒲田ですから、
咲いたら、見事でしょうね。
藤棚

さらに進んで、菖蒲田の先には
藤棚があります。

藤棚を見ると、その下に座りたくなります。
涼しげな藤棚の様子。


深呼吸したくなるような気持ちのよい空間。
藤棚を後にして進んでいくと、
ここにも紫陽花が植えてありました。

階段があったので登ってみます。

お手洗いがありました。

三景園の果てまで来たようなので、
また入口である潮見亭に戻ります。
途中、庭師の方をお見かけし、
この広い庭園を
美しく整えていらっしゃいました。
ショップ
潮見亭にはショップがあります。

おみやげを空港で買うのもいいですが、
空港とはまた違った品揃えなので、
三景園で買うのもよさそうですね。

広島みはらプリン。

佛通寺うどん。

よもぎが香る手延べうどんです。
かわいい7色の小さなだるまさん。

店内をぐるりと見てみました。
コンパクトな店内ですが、
たくさんのおみやげ品が揃っています。
恋カフェ

三景園には恋カフェもあります。
テイクアウトも可能です。

三景園の景色や鯉が泳ぐ様子を眺めながら、
抹茶や甘酒、ぜんざいがいただけます。

三景園があまりにも絶景なので、
写真を撮りすぎ、
スマホのバッテリー残量が心配になりました。
正直、来る前は
それほど期待していなかったのですが、
想像を上回る美しい庭園でした。
来てよかったです。
広島空港のご利用の際はぜひ。
以上、三景園の散策の様子をお伝えしました。
八天堂ビレッジ|絶品くりーむパンを楽しめる体験型施設

三景園から歩いて10分ほどで
八天堂ビレッジに着きました。
八天堂ビレッジの住所:
〒729-0416 広島県三原市本郷町善入寺 用倉山10064番190
150台停められる無料駐車場がありますので
広島空港を利用する方だけでなく、
地元の方も多く来られているようでした。
八天堂ビレッジとは
体験型の食のテーマパークです。
りんくう工場

遠くから見える茶色の建物は
りんくう工場。

ここでくりーむパンが作られているのでしょうか、
この建物は入れなそうでした。
八天堂カフェリエ
さらに進むと、
八天堂カフェリエの入り口に着きました。

カフェ、ショップのほか
工場、体験工房が併設されています。

参加体験型の店舗ということです。

カフェリエを出て敷地の奥へ進んでいくと、
恋人の聖地という建造物が見えました。

これは、お社でしょうか。

さらに進むと、2頭のポニーが
目に入ってきました。

空港近くでお馬さんが見られるとは。


ポニーの姿を眺めていると、
ほのぼのした気分になりました。
天空カフェ&ファクトリー
さらに奥に進んでいきます。

天空カフェ&ファクトリーで
くりーむパンをいただくことにしました。

コーヒー、パンのほか、パスタランチも
いただけます。
中でも一番人気は、
八天堂のくりーむパンを使った
フレンチトーストとのこと。
プーさんのはちみつくりーむパンもいいですね。

期間限定のミッキーのくりーむパンと
コーヒーをオーダー。

このコーヒーはMサイズでしたが、
たっぷり入っていて、2人で1つを飲みました。
店内でいただくことにします。
高台になっているので、奥のカウンターでは
飛行機を眺めながら、
カフェタイムを過ごすことができます。
私たちは入り口近くの席に座ったので、
飛行機を見ることはできませんでしたが。
まあまあ混んでましたが、
座れないほどではなかったです。
Mサイズコーヒー560円、
ミッキーくりーむパン440円。

袋を開けると、
ミッキーマウスの形のパンが出てきました。

耳の部分にもクリームが入っているのかな
と思いましたが、入っていませんでした。

しかし中心部分には、
とろーりカスタードクリームが
たっぷり入っていました。

八天堂のくりーむパンは
東京でも駅構内などで売っているのを
見かけることがありましたが、
いただくのは初めてで、
濃厚なとろ~りクリームが
幸せな気分にしてくれます。
人気があるのが納得できました。
他にも魅惑的なメニューのポスターが
貼ってあり、心を惑わせてきます。


店内には、
八天堂の懐かしフォトが飾ってありました。

空の駅 オーチャード
オーチャード=果樹園、その名のとおり、
フルーツをテーマにして、
地元の三原・世羅エリアの特産品や
オリジナルスイーツを販売している、
空の駅オーチャード。
中に入らなかったので、
その特産品の写真はないのですが、
お店の外で
メダカすくいをやっていました。


八天堂ビレッジを堪能したので、
広島空港に歩いて戻ることにします。
広島空港内ショップ・レストラン
八天堂ビレッジから、
広島空港に戻ってきました。

空港内には巨匠・平山郁夫の厳島神社が
どーんと飾ってあります。

まだ出発まで時間があるので
空港内を見てみることにします。
ショップ

ガンツウのカフェバーでいただいた
桜尾のジンが売っていたので、購入しました。
▶桜尾 オリジナル ジャパニーズ ドライジン 47度 700ml

同じく、桜尾ディスティラリーのウイスキー
戸河内も買ってみました。
私たちは配送料を払って宅急便で送りましたが
楽天でも手に入ります。
▶戸河内 PEATED CASK FINISH 700ml
▶戸河内 シングルモルト・ジャパニーズウィスキー700ml
厳島神社にちなんだお菓子ですね。

大鳥居と杓子のお菓子。


宮島にちなんだイラストがかわいかったので
この木製の豆皿も買いました。

こちらは、とびしま柑橘工房。

ガンツウのお部屋に置いてあった
れもんげやぶるべりげも売っていました。
柑橘を使ったヘアケア用品もあります。

広島のおみやげといえば、もみじ饅頭。

カウンター後ろにも
これでもかと並んでいます。
もみじ饅頭の製造工程が見られるように
ゾーンもありました。

こちらは八天堂の広島空港店。

もみじ饅頭フラッペや
瀬戸内レモンのフローズンサワー
をいただけます。

広島限定の空飛ぶくりーむパン。

この焼き印があるのは広島限定なのですね。

おみやげにピッタリな一品です。
広島といえば熊野筆。

かわいい化粧筆が並んでいました。

なんと、もみじ饅頭の自販機も発見。

気軽にもみじ饅頭を入手できます。

レストラン
お昼をいただいてないので、
ちょっとお腹が減ってきました。
3階 たちまち横丁

お好み焼きや尾道ラーメンなどの
広島グルメを楽しめる
たちまち横丁へ行ってみました。
お好み焼きをいただくことにします。

さすが広島。
牡蠣を使ったメニューが盛りだくさんです。

お好み焼きの焼き上がりまでしばし待ちます。

たちまち横丁はフードコートになっているので
空いている席に自由に座れます。

来ました、鉄板にのった熱々のお好み焼き。
いか天入りです。

せっかく広島に来たので、
ぜひともいただきたいメニューです。
2階 オイスターファーム・ヒロシマ

前回のガンツウ旅行の時も気になっていた
広島空港内のオイスターファーム・ヒロシマ。

今回は行ってみることにします。

お好み焼きをいただいたというのに
さらに牡蛎もいただきます。

オイスターファーム・ヒロシマの牡蛎は
瀬戸内海でも屈指の透明度を誇る
大黒神島沖の筏で養殖されたもの。
メニュー表をどうぞ。

牡蛎のほか、穴子やタコなど
広島の海の幸がたくさん。

ごはんやお味噌汁の付いた
しっかりごはんも用意してあります。

本日の生かきは
かき小町と先端。

私はドリンク付きの生かきセット、
夫はかきの浜焼きをお願いしました。
ドリンクのメニューです。
まずはワインです。


ビール、ウイスキー、ジンソーダ、日本酒など。

牡蛎と一緒にお酒も楽しめます。
カウンターにはボトルがずらり。

ガンツウでいただいた桜尾の姿も。


ガンツウ同様、
桜尾ジンのソーダ割りをお願いしました。

生かきセットがやってきました。
生かきにはボウモアを香りづけにどうぞ、
とのことで、
右の小瓶のウイスキーをたらします。

こちらの大きいのがかき小町。

小さめのかきが、先端。

先端は、わざわざ小さく作っている
若いかきだそうです。
かきからウイスキーがふわっと香り、
桜尾ジンのソーダ割りがすすんでしまいます。
夫は、かきの浜焼きをいただきました。

フライト前に気軽に
本格的なかきをいただけるのは
ありがたいですね。

オイスターファーム・ヒロシマのはじまりは
「かき船」。
かきを大阪まで船で運び、
直売していたとのこと。
営業時間は
8:00~21:00です。
さて日が落ちてきまして、
帰りのフライトの時間になりました。

もみじ饅頭など
ガンツウでもらったお菓子を、
機内でいただきながら
空の旅を楽しみます。

まとめ|広島空港と周辺の観光が充実していた
以上、ガンツウをチェックアウト後の
広島空港の周辺観光の様子をお伝えしました。
空港の周りがこんなに充実しているので
早めに来て楽しむのもいいですね。
より広島を堪能できました。
これで2025年のガンツウの記事は
最後になります。
読んでいただき
ありがとうございました。
▶2025年のガンツウ宿泊記をまとめています

▶前回の2024年の
ザ・ガンツウスイート宿泊記はこちらから

