2025年1月11日に伊勢志摩・賢島にある
汀渚 ばさら邸に宿泊しました。
今回宿泊したお部屋は、
水際にたたずむ
「漣(さざなみ)のはなれ」天月。
穏やかな英虞湾の景色のような
静かな時間を過ごせました。

ばさら邸は
5,000坪ものゆったりとした敷地の中に、
伊勢志摩の風を感じられる貸切露天風呂や
静かなラウンジが用意されています。
お部屋から一歩外へ出てみると、
大人のための癒しが続いています。
「お部屋にこもるのも贅沢だけれど、
少し外の空気に触れてみる」
そんな気分になった時に訪れたい、
ばさら邸館内の
止まり木のような場所をご紹介します。
この記事では、
汀渚 ばさら邸の館内の様子をお伝えします。
ばさら邸のラウンジ・茶房|静けさをゆっくり味わう空間
ばさら邸は、旅の疲れをいやし、
心が静かになる場所を用意しています。
館内の癒し空間をご紹介していきます。
茶房「潯舟」(はまふね)|立ち止まるための、小さな茶の間

2025年12月にオープンしたての
茶房「潯舟(はまふね)」。

「潯舟」とは、
水と陸の境にたたずむ舟を意味する言葉で、
英虞湾の静けさを感じながら
茶の湯を楽しむための空間です。

茶房「潯舟」では、
スタッフの方がお茶を淹れてくださいます。
16:00に貸切露天風呂「天の鏡」を
予約していたので、
その前に立ち寄ってみました。
こちらは煎茶。

干菓子もいただきました。

棚に並べられた中から好きな器を選んで、
お抹茶もいただきました。

ただ、私が訪れたときは、
少しにぎやかに感じました。
その日の自分の気持ちによって、
感じ方が変わる場所かもしれません。

伊勢茶は
三重県で生産される日本茶のこと。
調べてみて初めて知ったのですが、
栽培面積・生産量ともに、
静岡県・鹿児島県に次いで
全国第3位を誇る緑茶どころ。
伊勢志摩という土地のお茶として、
伊勢茶の話をもう少し聞いてみたかった
というのが正直なところです。
ラウンジ「時の家 aoi」|光を落として、静けさと向き合う
ラウンジ「時の家 aoi」へは
フロントから外の廊下を抜けていきます。


夕暮れの空に浮かびあがる、
木々の陰影野風景が絵画のようでした。

「海里のはなれ」への廊下を進んでいくと、
時の家 aoiに到着しました。


時の家 aoiは
ばさら邸の宿泊者専用のラウンジ。
中央にそびえる柱が印象に残る
八角形の空間です。

入ってみて、驚いたのは
最大限まで照度を落とした照明。
そこにあるのは、
「陰」を愛でる、美しい空間でした。

自分の内側がしんと静まっていくような
まさに陰翳礼賛の世界です。

まだ日が落ち切っていない、
外からの淡い光。
日常では忘れてしまっている、
かすかな感覚を取り戻せる場所でした。

夕食前の時間だったからか
どなたもいらっしゃらず、
こんな素敵なラウンジに
誰もいないというのは驚きでした。

チェックイン後から夕方は、
ウェルカムドリンクとスイーツ
をセルフで楽しめます。


かわいらしいスイーツたちに、
目移りします。

飲みものも
コーヒー、ジュース、ハーブティなど
お好みのものを楽しめます。


夕食後は、ナイトドリンクと
おつまみが用意されています。
一日の旅を振り返ったり、
語らうにもいい場所ですね。

朝はチェックアウト前まで
時の家 aoiを満喫できます。
モーニングティーやお菓子を片手に、
次の観光プランを練ったり、
ガイドブックに目を通したり。


多彩なデザイナーズチェアや
リラクゼーションソファが、
庭を向いて配置され、
好きな場所でくつろげます。

画像がありませんが、客室にもあった
エムズシステムの波動スピーカーも置いてあり、
心地よい音楽が流れています。
外から見るとこんな形の建物です。

八角形の癒し空間、時の家 aoi。
異空間に迷い込んだような
気持ちになりました。
その空気に包まれていると、
一旦、リセットされたように
心が静かに落ち着いていきます。
漣ラウンジ|桟橋の気配まで、くつろぎの景色
漣(さざなみ)ラウンジは、
英虞湾を目の前に望む、
今回宿泊した「漣のはなれ」の
1階にある共用ラウンジです。

宿泊者であれば誰でも利用可能な、
全面窓が開放感ある海辺のラウンジです。
天月と同じ建物ですが、
お部屋から直接は行けず、
いったん外へ出て「叶庭」を通って
漣ラウンジ入口へ入っていきます。


夕食後に行ってみました。

360度、漣ラウンジをご覧ください。
落ち着いた音楽も流れていました。
明るいうちであれば、
桟橋に停めてある、
ばさら邸のクルーザーが見えます。
家具は、
長崎の船舶家具ブランド・AJIMによる
海や港町をモチーフにしたデザイン。

海辺の雰囲気になじむインテリア です。

英虞湾を真正面にした
海辺の時間を感じるロケーション。
漣ラウンジ屋内からの動画です。
すぐそばに海を感じられる場所です。
照明が落ち着いていて、
夜の美しさを際立たせます。

漣ラウンジでは、
コーヒー、紅茶、ジュース、アルコールなどの
フリードリンクをセルフで楽しめます。


かわいらしい、お茶のパッケージ。

アイスやお菓子類のほか、
ナッツなどのおつまみも揃っていて、
長居してしまいます。


私はロータスビスコフが大好きなので
3枚もいただいてしまいました。

時間が許すのなら、
ずっとこの空気に身をゆだねていたい、
という気持ちになりました。

ばさら邸の貸切露天風呂4つ|3つの貸切温泉+有料の特別湯「傘亭」
ばさら邸には全客室の客室露天風呂に加えて、
館内に4つの貸切露天風呂があります。
「天の鏡/くゆりのびり/月の宮」
の3つの無料の貸切露天風呂のほか、
有料の特別貸切風呂、
「湯舎 傘亭」があります。
それぞれ趣向が異なり、
どの貸切温泉を予約しようか迷ってしまいます。
漣のはなれ・天月のお部屋の
客室露天風呂はこちらからどうぞ。

貸切温泉の予約方法|チェックイン予約が基本、プランで先行予約も
ばさら邸の貸切温泉は、
宿泊者のみが利用でき、
事前予約制となっています。
ばさら邸の貸切温泉
(天の鏡/くゆりのびり/月の宮)は、
公式サイトでは、
・チェックイン時に予約時間を承る
・1組につき1か所の予約
と案内されています。
一方で、宿泊プランによっては
先行予約をできる場合があります。
今回予約していたのは
90日早特優待プランだったため、
宿泊の約10日前に、
宿からメールの案内が届きました。
・貸切風呂の先行予約(1か所)が可能
・各風呂ごとの現時点の空き時間枠
これに返信し、
「16:00に天の鏡を」と予約しました。
「どの貸切風呂にするか」だけでなく、
「何時に入れるか」を
旅の前に決められるのが、
ありがたかったです。
チェックイン時のお話ですと
その日の宿泊者皆さんの予約が出揃って、
なお空いている時間があれば
さらに予約できるとのこと。
景観・雰囲気・設備がそれぞれ違うので、
滞在中にいくつか巡りたいですが、
もし空きがあったとしても
なかなか1泊では時間が取れず、
ばさら邸の貸切温泉を
もっと堪能したいのあれば連泊したいです。
ばさら邸の温泉の泉質
ばさら邸の温泉の源泉と泉質は
自社源泉「伊勢志摩賢島温泉」 、
ナトリウム・カルシウム塩化物泉で
保温・保湿効果が高く、肌に優しい湯です。
貸切露天風呂の1回の利用時間は、50分
ばさら邸の貸切露天風呂の
利用時間は、1回50分です。
ばさら邸には大浴場がありませんが、
貸切露天風呂がこれだけ充実しているので
特に問題ありません。
あと、日帰り入浴はやっていないそうです。
湯舎 傘亭|サウナ&ドリンクで贅沢リラックス
湯舎 傘亭は唯一有料の貸切露天風呂、
料金は80分で10,000円(税別)です。
庭園を眺めるプライベートな露天風呂で
サウナも付いています。
ドリンクサービスがあり、
(ビール・ワイン・日本酒・ノンアルコール等)
湯上がりのくつろぎ時間も
ゆったり過ごせます。
屋根が大きな和傘のようで、
趣ある湯浴みが楽しめます。
くゆりのびり|庭園を眺める和の温泉
ひのき格子に囲まれた、
落ち着いた和の趣きの貸切風呂。
マイクロバブルのシルキーバスを楽しめ、
肌触りの柔らかなお湯を満喫できます。

くゆりのびりは利用していませんが、
入口だけ撮ってきました。

ここにも森の番人のお水が
用意されていました。


「森の番人」は客室紹介の記事でも
書いています。

月の宮|伊勢神宮をイメージ神秘的な湯
月の宮は伊勢神宮をイメージしていて、
黒く丸い浴槽の周りには、
白壁と白い玉砂利という
神秘的な空間です。
天の鏡(今回利用)|英虞湾を一望できる大空間
天の鏡は今回利用しましたので、
詳しくご紹介します。

本館から渡り廊下を渡ってすぐの
天の鏡。

温泉の成分表も掲示されています。

利用する時は
札を「使用中」に返します。

もちろん中から
鍵もかかるので安心です。
天の鏡は、ばさら邸の貸切風呂の中でも
パノラマの景色がまず印象に残ります。

100㎡という広さが魅力で、
英虞湾をすぐそばに感じられる露天風呂です。


16:00に行ったので
志摩の夕暮れを見られました。

日が落ちて夜になっても
満天の星空を楽しむことができます。
天の鏡は
湯船を楽しむだけではありません。

湯に浸かりながらだけでなく、
ソファに腰かけて、
英虞湾の景色を眺めて楽しめます。

この日は賢島では珍しく
強風が吹いていて、
露天風呂を出ると寒かったので、
一目散にリビングへ戻ってきました。

湯上がりにリビングでくつろぐ際、
足元のフローリングがやや冷えます。
客室と違って床暖房はないので、
靴下等を持ってきておけば安心です。

アメニティも充実しているので
丁寧にスキンケアするのもいいですね。

男性用のアメニティもしっかり揃っています。

お水もたっぷり用意されています。
水分補給も忘れずに。

ばさら邸の温泉はさらっとしてて、
濁りのない透明なお湯です。
特に刺激もかんじませんでした。
貸切は1回50分でしたが、
私たちには充分で、
早めに上がりました。
出る時はフロントへ
天の鏡の室内インターフォンで連絡します。
次に入る方の
準備をされるのかもしれません。

温泉のぬくもりだけでなく、
湯の向こうの景色も、天の鏡からのおもてなし。
気持ちの速度を落としてくれる、
ゆったりした貸切風呂だと思います。
天の鏡の動画もどうぞ。
他の貸切風呂も入ってみたかったですが、
空きがあったとしても
なかなか1泊では時間が取れず、
ばさら邸の貸切風呂を
もっと堪能したいのあれば、
連泊したいなと思いました。
ばさら邸の庭を歩く|館内の移動を、癒しに変える
ばさら邸では、館内を移動する、
というより、
庭を歩くことで、
肩の力が抜けていきます。
月の道|森と海をつなぐ、静かな通り道

月の道は、本館からゆるやかに下っていく、
小さな散策路です。
足元の石畳を確かめながら進むと、
視界が少しずつ開けていき、
気づけば海の気配がすぐそこに。
本館での時間から
英虞湾の水際で過ごす時間へと、
切り替わっていく道です。

道の先には桟橋と庭が現れ、
さらに進むと
海を望む漣ラウンジがあります。

鯉が住む小池を
じっと眺めたりして過ごします。

館内と海辺を結ぶこの道があることで、
ばさら邸には、二つの世界が生まれています。

散歩庭園・叶庭|海風と桟橋の気配を感じる庭
月の道を歩き切った先には
海を最も近くで感じられる、
散歩庭園の叶庭です。

海風に包まれながら、深呼吸したくなる庭です。
庭の向こうには英虞湾が広がり、
ばさら邸専用の桟橋には
プライベートクルーザーが静かに浮かんでいます。
ばさら邸は、志摩の風景を海の上から楽しむ
クルージング体験も用意されています。
英虞湾の入り江や島々を巡り、
リゾートの時間をゆったり過ごせます。
無名庭|食事に寄りそう、心を整える中庭
無名庭は、ばさら邸のほぼ真ん中にある中庭で、
ダイニングに沿って広がっています。

海辺へ向かう月の道や叶庭の
ひらけた景色とは対照的に、
無名庭は、内側の静けさ。
夕食の時間には、ライトアップされ
お昼とは違う表情を見せてくれます。

ばさら邸フロント・ロビーとショップ|日常から静けさへ移ろう場所
玄関をくぐった瞬間から
ばさら邸の上質な時間が
始まっていくのを感じました。
フロント・ロビー|旅の呼吸が整いはじめる
まずエントランスからです。

扉の向こうに入った瞬間、
時間の流れが切り替わります。
泊まったのは1月10日。

お正月飾りが控えめな感じで、
年の始まりに
気持ちがいい場所に来たなと思いました。

こちらはフロント。

「帳場」と書かれていて、
古き良き日本旅館の空気を感じます。

凛と飾られていた花が
旅人を迎えてくれました。

こちらがチェックインの手続きをしたロビー。

広さだけでなく高さも感じさせる空間で
心もゆっくり広がっていきます。

こだわりの調度品が整然と並び、
格調が高いのにリラックスできる場所です。


和でもあり洋でもある感じがして、
少し異国情緒を感じます。

外の様子も視界に入り、
ご神木が立っているのが見えました。

どういうものなのか宿の方に聞いたのですが、
メモをなくしてしまいましたので、
ご興味ある方はご滞在した折に
尋ねてみてください。

ショップ|旅の余韻を持ち帰る
フロントとロビーの間に、ショップがあります。

場所はコンパクトですが、
バリエーションに富む品揃えです。


スキンケアやお部屋着のように、
宿での感覚を日常でも触れられるもの。

客室に置かれていたスキンケア
ALL THAT SPA。

おみやげというより、
使うたびに
ばさら邸を思い出させてくれるアイテムですね。
客室にあった作務衣やお部屋着も
販売されていました。

かわいい超ミニサイズが展示されていました。
着心地がとてもよかったので、
買って帰ろうかと思いますが、
お値段に躊躇してしまいます。

着心地がいい部屋着を探そうとすると
なかなか見つからなかったりしますが、
滞在中に体感できているので安心です。
そして、お米や甘味のように、
帰宅後の食卓でふっと旅を思い出せるものも。

食事で提供された「ばさら米」。
お食事の様子は、別記事にてご紹介します。
ばさら邸オリジナルのスイーツもあります。


伊勢神宮神殿の白石をモチーフにした
白石クッキー。

気負わず買える日常のものもあれば、
贈り物にできるものも揃っていました。


1月なので福袋もありました。

そして限定1点の福袋、
お値段なんと10万円也。

旅の続きを
日々の暮らしに置くような品が揃っています。


見ているだけでも楽しい
ばさら邸のショップでした。
まとめ|ばさら邸の館内で出会った、静けさと余白
以上、
ばさら邸の館内や施設をご紹介しました。
今回私たちが立ち寄った場所を
お伝えしました。
ばさら邸にはスパ「晴。」や
「海里のはなれ」へ続く庭、
英虞湾のクルージング体験など、
まだ体験できていない楽しみが
たくさん残っています。
1泊という時間の中で、
すべてを巡るのは
少しせわしないかもしれません。
今回立ち寄れたところも
もう少しゆっくり味わいたいです。
また訪れて、ばさら邸の奥行きを
さらに感じてみたいなと思いました。
心に十分な余白が生まれると
旅から戻った日常が
少しゆっくりに見えてくる。
心の栄養をたくわえる滞在になりました。
次の記事では、
伊勢志摩の恵みを堪能した
ばさら邸のお料理についてお伝えします。
読んでいただき、ありがとうございました。

