2025年10月11日~13日の2泊3日で、
熊本・天草&阿蘇へ旅行してきました。
1泊目は
天草・天ノ寂(あまのじゃく)に宿泊し、
2泊目は
界阿蘇に宿泊しました。
最終日3日目に
界 阿蘇をチェックアウトしたあと、
17:25発の飛行機の時間まで
阿蘇の自然と名所をめぐるドライブへ。
鍋ヶ滝、大観峰、阿蘇神社を順番に訪れました。
写真もいっぱい撮ってきたので
時間の流れに沿ってご紹介していきます。
鍋ケ滝|滝の裏側に入れる幻想的スポット
熊本県阿蘇郡小国町にある
鍋ヶ滝(なべがたき)は
CMで使われたスポットとして
有名になりました。
「おーいお茶」で中谷美紀さん、
「生茶」で松嶋菜々子さんが出演したCMです。
自然そのままの美しさと癒しに触れようと
多くの人が訪れていました。
アクセス|看板が多数立っているので安心していける
鍋ケ滝の住所は
〒869-2502 熊本県阿蘇郡小国町黒渕4101
小国ジャージー牛乳で有名な
小国町にあります。
googleマップでもどうぞ。
11:30に界阿蘇をチェックアウトし、
車を走らせること40分。

途中、案内の看板がいくつも立っているので
道を間違うことはないと思います。


とても親切です。


鍋ケ滝駐車場に到着しました。

駐車場は123台あるのですが
満車に近い状態でした。
でも交通誘導の方もいらっしゃるので、
駐車場でうろうろさまようと
いうことはなかったです。
事前予約の時間制ということもあり、
入れ替わりもスムーズなのだと思います。
では入場してみます。

入場料|WEBによる事前予約が必要
夫が事前に入園予約をしてくれていました。
当日でも可能です。
メールで
2次元バーコードの電子チケットが来るので、
それを入園口で提示します。

入園時刻が指定されており、
今回私たちは12:20~13:00でした。
混雑期は完全予約制になり、
当日、急に来ても入れないかもしれません。
連休は事前予約が必須ですね。

入園料は以下のとおりです。
大人(高校生以上)300円
小人(小・中学生)150円
未就学児無料。
開園時間は9:00〜17:00(最終入園16:30)、
年末年始(12/28〜1/3)は休園です。
ここで2次元バーコードを提示します。

では入り口から入り、鍋ケ滝に向かいます。

鍋ケ滝までの歩道は整備されているが急勾配がある
入場口から歩いて3分ほどで
鍋ケ滝に着きます。

注意事項が各種ありますが、
ヘビには会いたくないですね。

歩道がきれいに整備されています。

マムシ注意、とも書かれています。

けっこう急な階段なので、がんばってください。


川が見えてきました。
もう鍋ケ滝はすぐそこ。


みどころ|水のカーテンを滝の裏から見られる
鍋ケ滝に着きました。

落差約10m・幅約20mの滝で
水のカーテンのように幅広の姿。

石を渡って向こう岸へ。


動画でも鍋ケ滝をご覧ください。
滝の裏側に回り込んでみます。

鍋ケ滝はは「裏見の滝」として有名。

滝からの細かいミストを浴びられます。

鍋ケ滝は、約9万年前の阿蘇の巨大噴火で
できた溶岩の段差から
水が流れ落ちてできました。

鍋ケ滝からの癒しを堪能したので、
駐車場に戻ります。

鍋ケ滝は、世界ジオパークに認定されている
阿蘇ユネスコジオパーク内にあります。

小国町観光PRキャラクターのおぐたんが
たたずんでいました。


小国のランチ情報も掲示されています。

鍋ケ滝入園口にはお店があります。

小国の恵みが並んでいます。


小国にせっかく来ているので
小国ジャージーのソフトクリーム
を食べたいです。

駐車場にワゴンが停まっていました。
ソフトクリーム像も見えます。

まさしく小国ジャージーソフトです。


これを食べないと、小国から帰れません。

500円でした。

コクがあるのに後味さっぱりのソフトをいただいて、
次の観光スポット・大観峰へ向かいます。
滞在時間・注意点
滝付近は小石も多く、濡れていて滑りやすいので
スニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめ。
路面はドロドロはしていませんでした。
指定時間制で40分間の滞在が指定されていますが
30分あればゆっくり楽しめると思います。
鍋ケ滝に来る途中に
坂本善三美術館を見かけました。
坂本善三は小国町出身の画家。
古民家を移築して美術館とし、
日本でも唯一の全館畳敷きの美術館とのこと。
大観峰|阿蘇五岳を一望する絶景の展望台
阿蘇市の代表的なビュースポット、
大観峰(だいかんぼう)。
展望台までは行っていないのですが、
ちょっと寄ってみました。
アクセス|阿蘇の大自然を感じながら
大観峰へ向かいます。

けっこうな頻度でライダーが現れます。
大自然を疾走するのは爽快でしょうね。

ドライブ中の車窓の風景。
鍋ヶ滝から車で約30分、
大観峰へやってきました。
土日祝日にはバスもあるようですが、
本数は一日2本なので、ご利用は計画的に。


駐車場は無料ですが、
連休のせいか満車状態。

空きを待つ車列ができていました。
売店を正面にして
右に折れる道があり、
その先の駐車場は空きがあるようでした。


見どころ|阿蘇五岳を一望できる最高峰
最も眺望が美しいとされる展望スポット。

阿蘇五岳が連なる雄大な景色を望めます。


大観峰は昔は「遠見ヶ鼻(とおみがはな)」
と呼ばれていたそうですが、
徳富蘆花の兄である
ジャーナリストの徳富蘇峰が、
その雄大な眺めに感動し
「大観峰」と命名したとのことです。

大観峰からの景色を動画でもどうぞ。
展望所は、
駐車場から遊歩道を5分ほど歩くのですが、
以前行ったので端折ってしまいました。

こちらの建物が売店です。

ソフトクリームや地元の野菜直売が人気です。

大観峰にしめ万十、おいしそうです。

クレヨンしんちゃんのお母さん、
みさえさんの実家は阿蘇市。

食堂があり、食事もできます。


ちょうどシーズンだったのか、
梨がたくさん並んでいました。

コスタコーヒーもあります。

おいしそうですが、
まだお腹いっぱいなのでやめておきます。

熊本名物いきなり団子も食べたいですが、
またどこかで。

いきなり団子とは、
輪切りのさつまいもとあんこを
小麦粉生地で包んで蒸したお菓子です。
ここにも小国ジャージーソフトが。
大観峰限定とあります。


テイクアウトのレジには
お客さんが結構並んでいました。
滞在時間・注意点|駐車場が混んでいる
展望所にも行かず、滞在時間は15分でした。
写真撮影やおみやげの購入を含めると
30〜60分ほどみておけば大丈夫かと思います。

なによりめちゃめちゃ
駐車場が混んでました。
なのでタイミングが悪いと
駐車するまでけっこう待つかもしれません。
阿蘇神社|壮麗な楼門が圧巻の歴史ある神社
阿蘇観光の最後に立ち寄ったのは
阿蘇神社です。

約2300年の歴史を持つ
全国約500社の阿蘇神社の総本社です。
楼門や社殿は地震の被害を乗り越え、
かつての美しい姿を取り戻しました。
門前町のにぎわいとともに、
歴史と再生を感じさせる神社です。
アクセス|駐車場の空き状況をリアルタイムで見られる
阿蘇神社に着きました。
熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
阿蘇神社の駐車場は複数あり、
公式ホームページで
駐車場の状況をお知らせしているので、
チェックするとスムーズに駐車できます。
訪れた日は連休最終日でしたので
参拝客は多かったのかもしれませんが、
第1駐車場は満車だったものの
第2駐車場にはすんなり入れました。
- 参拝時間は6:00~18:00です。
見どころ|境内は広くはないがスポットが多数
阿蘇神社公式ホームページの
境内マップをお借りしました。

見どころが多数あります。

楼門|日本三大楼門のひとつ
阿蘇神社の社殿群6棟は
2007年、国の重要文化財に指定されました。

2016年4月に発生した
2度にわたる震度7の地震により
熊本は甚大な被害を受けました。
阿蘇神社では
日本三大楼門の一つとされる楼門は全倒壊、
他の社殿群も損壊しました。

前回訪れた2019年時点でも
大修復中で囲いが建てられており、
阿蘇神社の全容を見ることはできませんでした。

地震で全壊した楼門を含む社殿の修復では、
できる限り元の部材を再利用して進められました。
一つ一つ丁寧に確認しながら組み立てられ、
最終的に約7割の部材が再利用されたそうです。
2023年には復旧復興を終えています。

楼門とは、寺社の入り口にある
2階建ての屋根がある門のこと。

日本三大楼門とは、
鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)、
筥崎宮(福岡県福岡市)、
そして阿蘇神社(熊本県阿蘇市)の楼門。

現在、阿蘇神社の楼門は
荘厳で美しい姿を取り戻し、
多くの参拝者が訪れています。
拝殿|阿蘇山火口をご神体とする火山信仰
楼門をくぐり、参拝します。

連休でしたので並ぶことは並びましたが
長蛇の列というほどではなかったです。


外国人観光客も多く訪れていました。


手水舎|神の水
楼門の前に、手水舎があります。


「神の水」の記載がありましたが
詳しいことは分かりませんでした。

飲んでもいいようですね。
きりっと冷えた水で清めてから
阿蘇神社を参拝します。

せのび石|身長計がある
拝殿のそばにある、せのび石。

こちらも詳細は不明です。

身長計になっています。

背が伸びることを祈願するのでしょうか。

その隣に教育勅語の石碑があります。

高砂の松|縁結びを願って松の木を回る
阿蘇神社の境内には「高砂の松」と呼ばれる
りっぱな松の木がたたずんでいます。

謡曲で有名な高砂の松、と書いてあります。

謡曲「高砂」とは?
兵庫県高砂市のホームページより引用します。
おめでたい謡(うたい)として
結婚式に欠かせない謡曲「高砂」は、室町時代に能を完成させた
世阿弥元清の作だともいわれていますが、金春善竹の作だともいわれていて、
原題は「相生」でありました。物語は阿蘇の神主友成が
上京の途中に高砂の浦に立ち寄った際、相生の松の精である
老人夫婦と出会うところから始まり、夫婦愛、長寿の理想をあらわした
謡曲の代表作だといわれています。
ということで、阿蘇神社の松は
縁結びの松とされており、
女性は右から2回、男性は左から2回まわって
良縁を祈願するとのこと。

私も回っておきました。

願かけ石|2000年前の霊場の岩石
高砂の松の隣にある、願かけ石。

歴史は2000年前にさかのぼる「霊場の岩石」。

願いごとをかける手順も示されています。

- 願いごとを心で念じる
- 神石を3度なでる
- 願いごとを唱える
「※」の文中の「3度」は
もしかしたら「願いごとを唱える」に
係っているのかもしれません。
私の作法があっているのかよく分からず、
現地でもたもたしてしまいました。
北門守社|華麗な鯉が見られる池
楼門に入る前に小さなお社がありました。
北門守社です。

その後ろが池になっており、
美しい鯉が泳いでいました。

エサをあげられるようになっていたため、
エサを入れると鯉がいっぱい来てくれました。

美しい鯉の動画をどうぞ。
南郷檜(なんごうひ)|台風により伐採後、奉納
鯉の池の向かいが休憩所のようになっており、
そこにあったのが南郷檜。


樹齢500年と書いてあります。

もともとは
阿蘇神社の境内にあった南郷檜でしたが、
2004年の台風により
縦割れしたため伐採されたとのこと。

その隣に
阿蘇都姫命(アソツヒメノミコト)の碑。

阿蘇神社の参拝が終わったので
駐車場に戻ります。
駐車場にはお地蔵さまがいらっしゃいました。

これで阿蘇の観光はすべて終えましたので
熊本空港へ向かいます。

滞在時間
阿蘇神社の参拝だけだと30分弱くらいでした。
熊本空港(阿蘇くまもと空港)|熊本地震からの復興のシンボル
2016 年熊本地震で被害を受けた熊本空港は
復興のシンボルとして
新たな旅客ターミナルビルを建設しました。

熊本城の黒漆・漆喰をイメージした
黒を基調としたモダンな外観です。
熊本駅もやはり黒を用いていますよね。
前回、天草に行った時に前泊していました。

アクセス
14:30前に阿蘇神社を出発し
空港のバジェットレンタカーへレンタカーを返却し、
16:00前には熊本空港へ着きました。

くまモンの足跡がある階段
熊本空港は阿蘇に近くて
阿蘇の滞在には便利な立地です。
見どころ|ショップや飲食店が充実しており時間が足りなくなる
ターミナルビルは木の温もりを感じられる
明るいデザインが印象的です。
おみやげエリアには
熊本名物のいきなり団子、くまモングッズなど、
地元の特産が充実。
飲食店も充実しており、
今回は出発前にお寿司をいただきました。
時間が限られていて
あまり見られませんでしたが、
次回はゆっくり時間をとって
空港内を見て回りたいと思うほど、
きれいで居心地のいい空港です。
そらよかエリアが2024年10月開業
2024年10月、旅客ターミナルビル東側に
「そらよかエリア」が開業しました。

そらよかパーク。

タイミングがよければ
飛び立つ飛行機を背に写真が撮れます。
そらよかダイニング。

台湾で誕生した人気ブランド
迷客夏Milkshaは
タピオカドリンクが人気。

ロイヤルホストではくまモン機長がお出迎え。

そらよかビジターセンター。

レンタカー窓口が入っています。

自由に演奏できるピアノも置いてありました。


ずらりと並ぶガチャガチャは壮観。


旅客ターミナルビル
国内線を黒、国際線を白で
分かりやすく表示しています。。


ショップや飲食店がたくさん見えますが。

熊本空港の旅客ターミナルの
ショップやレストランは、
保安検査を受けた出発の方のみが
利用できるようになっています。
なので早めですが、保安検査を受けます。

おみやげ屋さんがたくさんあって、
ワクワクします。


熊本市内にある老舗、
髙岡製パンのネギパンや赤ぱん。

天草ヒノキのメモスタンド。

大観峰でがまんしたいきなり団子を
空港でいただくことにします。


プレーンと
たぶん季節限定の栗を買いました。

バーもあり、
いっぱいのお客さんでにぎわっていました。

地元・熊本のお酒を
旅の最後にいただくのもいいですね。

熊本ラーメンの名店、味千と桂花も。

出発前に、
夫がちょっとつまんでいこうと
立ち寄ったのが、鮨・福伸。

地元天草でとれた新鮮な地魚や
厳選したお寿司をいただけます。


けっこう混んでいましたが、
なんとか2人カウンターに座れました。

お品書きを見るも、
どれもおいしそうで選べません。


そんな時はセットをいただきます。
私は天草五橋づくし、夫は本鮪づくし
をいただきます。

芋焼酎・倉岳のソーダ割りもいただきます。

芋焼酎のソーダ割りがおいしいということは
以前行った界・霧島で教えてもらいました。
(記事はありません)
天草の天使の梯子でも
倉岳のソーダ割りをいただいています。


熊本の日本酒も捨てがたいです。

「れいざん」は天ノ寂で純米酒をいただきました。

こんな鮨盛りもありました。

中トロ、真鯛、しまあじ、
だったと思います。

車海老、まあじ、という豪華な面々。

おみそ汁付きです。

お昼を食べてなかったので、
ぺろりといただきました。
さてそろそろ、搭乗の時間が近づいてきました。
植え込みにも、くまモンが潜んでいます。

天井を見上げると
木がふんだんに使われているのが分かります。

このカウンターは
ウィッチズ ビア フライトという
クラフトビールのお店。

搭乗待ちの座席のそばにあり
気になりましたが、時間なのでまた今度。
搭乗案内では
くまモンがゆらゆら揺れています。
すこし夕日色になっている飛行機に乗って
東京に帰ります。

旅客ターミナルの4階は
展望デッキになっています。

くまモンに誘導され、通路を進みます。

さよなら、熊本。また来ます。

くまモン、さようなら。
機上から。
雲の海の上の夕日。

さっき空港でお寿司をいただいたというのに
プレミアムクラスの食事もいただきます。

行きは軽めの朝食でしたが
帰りはしっかりしたお食事。


スパークリングワインをいただきます。

飲み物のメニューです。


そういえば、トマトそのままという感じの
トマトジュースもサービスでいただきました。

カモミールティーをいただきながら、
くつろいで空の旅を楽しみます。

無事、東京に戻ってきました。

楽しかった天草・阿蘇の旅も
これでおしまいです。
まとめ|阿蘇の自然と歴史、熊本の復興を体感できた
以上、天草・阿蘇の旅の最終日、
阿蘇の観光の様子をお伝えしました。
阿蘇の雄大な自然に包まれ、
阿蘇神社の歴史と復興を目にすることができました。
これだけ回るには
やはりレンタカーが便利ですね。
料金の比較ができる、
こちらのサイトが便利ですので
レンタカーを検討されている方は、
のぞいてみてください。
▶レンタカー比較といえば、たびらいレンタカー
以上で、天草・阿蘇の旅の記事は完結です。
読んでいただき、ありがとうございました。
▶2025年の天草・阿蘇の旅のまとめ記事はこちらから

▶2024年の天草の旅のまとめ記事もどうぞ。

